NPO法人しあわせなみだのメールニュースです。 「2047年までに性暴力をゼロにする」ことを目標に、様々な事業を展開しています。 「しあわせなみだ」の活動や、性暴力に関する最新情報をお届けします。 発行団体ウェブサイト→http://shiawasenamida.org/

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★　Tear’s Letter
★　夏休みと子どもたち～菊池悦子のSmile Tear～
★　2022年7月31日　No.544
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こんにちは！NPO法人しあわせなみだです。

米アカデミー賞の授賞式で、妻の短髪をからかう発言をした
司会者を平手打ちした俳優が、謝罪動画を公開しました。
容姿に対する暴力的発言に対し、どのような形で意思を表明
するのか。様々な議論が起きたこの事件、あなたはこの動画を、
どのように受け取めたでしょうか。

↓詳細は7/30付『読売テレビニュース』「ウィル・スミスさんが
謝罪動画を公開」をご覧ください
https://www.ytv.co.jp/press/international/159280.html

それでは今週の「Tear’s Letter」をお届けします！

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┃【Tear’s Letter No.544 Topics】
┃★１．夏休みと子どもたち～菊池悦子のSmile Tear～
┃★２．編集後記
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★１．夏休みと子どもたち～菊池悦子のSmile Tear～
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こんにちは。しあわせなみだの菊池です。連日の暑さに加えて、
新型コロナウイルスの感染者数も増え続けており、心身ともに
疲れやすい時かもしれません。どうぞみなさまご自愛ください。

子どもたちが夏休みに入り、近所のショッピングセンターでは
小学校高学年から中高生位のグループをよく目にするように
なりました。この暑さでは外にいられないですし、商業施設が
良い遊び場になっているようです。先日、買い物の途中で腰を
下ろしたベンチの隣では、中学生らしい女の子３人グループが
内緒話をしてはキャッキャッと笑い合っており、彼女たちの
元気さや楽しそうな様子を微笑ましく感じました。

自分にも友達といるだけで楽しくて仕方がない、こんな時が
あったなあと中高生の時を懐かしく思い出します。一方で、
自分で自分のことを選べず、なにが自分にとって正しいのか測る
物差しを持たず、学校と家族がほぼすべての狭い世界で生きて
いた、子ども時代の息苦しさも同時に思い出されます。そうした
ことを思う時には、何人かのその頃の友達の顔が浮かんできます。

10代の時の友達とは、本当に飽きずに毎日いろんな話をしては
笑い合っていました。その頃に聞いた話の中には、いま大人に
なって思い出すと、うーんと考えたくなるものも含まれています。
家族の間の暴力の話、父親から血が出るほど殴られたエピソード、
母親から交友関係に干渉され、不在時に日記を盗み読まれ、
持ち物をチェックされていたといった出来事を、大人になった今は
笑い話とは受け止められません。彼女たちの笑顔の裏にあった
思いを考える時には、自分とはさほど親しくはなく、それほど
多くの話をしなかった子たちの顔も同時に浮かんできます。
断片的に知っていた情報から推測すると、家族からの性的虐待が
疑われる子や、摂食障害だったのかもしれないと思う子の細い
足首を思い出します。彼女たちが内心では悩み苦しんでいたのだと
しても、大人から見たらみんな楽しそうで元気いっぱいに見えて
いたのだと思います。こうした、かつての友人たちから感じる
「苦しさ」は、大人になった今の私の知識に基づく想像でしか
ありません。しかし、この想像がまったくの的外れであるとも
思えないのです。

夏休みのような長期の休みは、家に居場所のない子どもにとっては
つらい時だと思います。家族の中に問題を抱える子どもたちは、
なかなか表からは見えにくいものです。悩みとは無縁そうに大笑い
している子どもたちの胸の内は外からは見えませんが、
子どもたちが発している「苦しさ」のサインを周囲の大人は気が
ついて欲しいなあと思います。「子ども」もそんなに楽ではない
ことを、昔は「子ども」だった大人たちはみんな知っているのでは
ないでしょうか。


★２．編集後記
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2022年上半期の「赤ちゃん名づけランキング」が発表されました。
トレンドの1つが「ジェンダーレス」。性別を問わない名前が
増えているようです。
「名は体を表す」と言いますが、多様性を体現する名前のとおり、
自分らしい選択で、輝く未来に向かって歩んでほしいですね。

↓詳細は7/2付『ハピママ』「2022年上半期「赤ちゃん名づけ
ランキング」発表！ “3位に急浮上”した名前は…」を
ご覧ください
https://ure.pia.co.jp/articles/-/1483688

☆最後までお読みいただきありがとうございました。


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