障害年金業務研修会のメールマガジンのバックナンバーです

みなさん、こんにちは。
現在、参加者を募集中の「障害年金制度改正
を前に進めるための懇談会」について、現行
制度の問題として、これまでに寄せられてい
る事例をいくつか紹介しながら、改めて参加
を呼びかけます。

■申込者から寄せられた事例■
懇談会への申し込みの際に、申し込んだ仲間
から寄せられた具体的な事例を3つ紹介しま
す。

【事例１：初診日証明の理不尽な壁】厚生年
金加入中に発症したが、初診時は原因不明で
病状が進行し退職。10年以上経過後に請求し
たところ、厚生年金での初診日証明が取れ
ず、やむなく退職後に確定診断がとれた医療
機関を初診として基礎年金の事後重症で請求
せざるを得なかった。

【事例２：ガイドラインと実際の認定の乖離
】慢性的なうつ症状で障害者雇用枠で就労
中。日常生活能力の判定はガイドライン上は
2級に該当したが、障害厚生年金で不支給と
なった。認定基準と精神ガイドラインに沿っ
た審査が適切に行われていないのではない
か。

【事例３：遺族の権利が保障されない審査請
求】本人死亡後に障害年金の支給決定がなさ
れ、遺族は未支給年金を受け取れたが、決定
内容に不服があった。しかし現行制度では、
遺族が審査請求をすることができない。

「ああ、こんなケースがあった」「何とかな
らないのか」と思われる皆さんも多いのでは
ないでしょうか。

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百瀬先生が制度改正を求め続けてきた背景
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懇談会は、厚生労働省の社会保障審議会年金
部会の委員として、審議会で障害年金制度改
正の必要性を繰り返し主張してきた百瀬優先
生（流通経済大学教授）をお招きして、現行
制度改正の問題について、具体的な事例や提
案を持ち寄って意見交換し、障害年金制度改
正を前に進めるために役立ててほしいと企画
したものです。

百瀬先生は、次期改正を見据えて「障害年金
の現状、問題、見直しの方向性について、社
労士の皆さんと意見交換できる貴重な機会」
と期待されています。

この間の年金部会では、障害年金制度の改正
の必要性と課題を指摘した百瀬先生の発言を
受けて、複数の委員から賛同する意見が出さ
れ、部会として、障害年金制度改正にあたっ
ては、当事者や社労士など実務家の意見を聞
き、制度改正に生かす重要性が確認されまし
た。

■事例と意見をお持ちの方限定■
今回の懇談会は、皆さんが経験した事例や考
えていることを、百瀬先生に直接伝えて、次
期改正をめぐる審議の場で、議論の材料とし
て使っていただきたいと考えて企画しまし
た。そのために、通常の勉強会とは異なり、
以下の要件を設けています。

参加は、以下の3つすべてを満たす方に限定
させていただきました。

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①当会のメールマガジンの読者会員である方
②障害年金の相談や請求手続きに関する業務
等の経験が3年以上である方（種別は問いま
せん）
③年金部会で審議される主要な論点に関連す
る相談・請求等の事例をもとに制度の問題点
や改正の方向について意見をお持ちの方
※主要論点は、申し込みサイトに掲載してい
ます。
※申し込みサイト：
https://e-ve.event-form.jp/event/101926/HQZjXfVwWw23
──────────────────────

募集定員は、上記要件を満たす20人としまし
た。申し込みの際には、ご自身の経験に基づ
く事例や意見の概要を申し込みフォームに必
ず記載していただきます。

参加方法も会場参加のみとし、録画・録音、
オンライン配信は行いません。

これらの要件は、限られた時間の中で、より
具体的で突っ込んだ議論を行うために設定し
たものです。

あなたが日々の業務で感じている制度の課題
や改善提案を、制度改正に情熱を注ぐ百瀬先
生に直接お伝えできる貴重な機会なのです。

【懇談会の概要】
◎日時：7月27日（日）13:00～16:30
◎会場：東京都千代田区　連合会館401会議室
◎参加費：8,000円（税込み）
◎募集定員：参加要件を満たす20人
◎申し込み締切：7月20日（日）
※ただし、定員になり次第締切ります

【詳細確認・申し込み】
下記URLの申し込みサイトから
https://e-ve.event-form.jp/event/101926/HQZjXfVwWw23

私たち障害年金社労士の声を、社会保障審議
会年金部会委員として、障害年金制度改正を
前に進めたいと尽力されている百瀬先生に直
接届け、意見交換する機会です。お申し込み
を心よりお待ちしています。

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今号はここまでとなります。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。