今日は、月曜日。
○○さん、こんばんは!
夜もだいぶあたたかくなりましたね!
さて、今日はこんなお話しです。
Today is Monday
今日は、月曜日。
メルマガ配信vol.79
― それ、本当に“正しさ"の問題? ジャッジする癖が奪う心の余白―
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「ジャッジ疲れ」していませんか?
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私たちは日々、驚くほどたくさんのことを“判断"しています。
「あの人の言い方は嫌い」「この行動は非常識」「あの服のセンスは悪い」——。
他人に対してだけでなく、自分自身にも、
「なんで私はこんなこともできないんだろう」
「もっとちゃんとすべきだったのに」と、無意識のうちに評価の刃を向けていることもあります。
仕事の合間、家事の途中、SNSを開いた瞬間。
ふと気がつくと、正しいか正しくないか、好ましいか好ましくないか、そんな“ジャッジ"が頭の中を占領している——そんなことはありませんか?
もちろん、判断力は私たちが生きていくうえで必要な機能です。
けれど、それが過剰になってしまうと、知らないうちに心のエネルギーが削られ、どっと疲れてしまうこともあるのです。
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ジャッジが招く問題とは?
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ジャッジが強くなりすぎると、次のような問題が起こりやすくなります。
1. 人間関係がギクシャクする
相手の言動の“善し悪し"を無意識に測っていると、やわらかく関わることが難しくなります。
「また遅刻してきた。いい大人なのに非常識だよね」
そんなふうに感じるたびに、自分の中にストレスが生まれ、関係性の温度が少しずつ冷えていきます。
2. 自分へのダメ出しが止まらなくなる
「もっとちゃんとしなきゃ」「こうあるべきだったのに」と自分に厳しくなりすぎると、自己肯定感はどんどん下がっていきます。
その結果、「なんとなく生きづらい」と感じてしまうことも少なくありません。
3. 本質が見えなくなる
“正しさ"や“正論"にとらわれると、その奥にある感情や背景に目が届かなくなります。
たとえば、子どもが泣いているのを「わがままだ」と決めつけてしまうと、その子が何に傷ついているのかを見落としてしまう。
夫婦や恋人との関係でも同じです。
「それはおかしい!」と断罪する前に、「なぜその行動を取ったのか」「どんな思いがあったのか」と背景に目を向けることで、まったく違う景色が見えてくるのです。
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なぜ、そんなにジャッジしてしまうのか?
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ここで、少し立ち止まって考えてみてください。
「なぜ私は、こんなにも“正しさ"にこだわってしまうのだろう?」
その背景には、多くの場合、“自分を守るため"という心理的な防衛があります。
人は不安になると、「何が正しいか」を強く求めるようになります。
曖昧さに耐えきれず、「これは良い、あれは悪い」と白黒をはっきりつけたくなるのです。
さらに、「正しくあらねば」という思いが強まると、自分にも他人にも厳しくなってしまいます。
日本の文化的背景として、「間違えないこと」や「ルールを守ること」が幼少期から強調されているため、ジャッジすることがある意味“習慣"のようになっている人も少なくありません。
けれど、“正しさ"は時代や文化、立場によって変わるもの。
だからこそ、その“ゆらぎ"を許せる心の柔らかさこそが、本当は私たちの暮らしにとって大切なのかもしれません。
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ジャッジから観察へ——心の余白を取り戻すために
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では、どうすればジャッジのループから抜け出すことができるのでしょうか。
それは、「評価」ではなく「観察」に意識を向けることです。
たとえば誰かが仕事でミスをしたとき、
「また失敗した。無責任だな」とジャッジするのではなく、
「最近忙しそうだったな」「体調が悪いのかもしれない」と、事実や背景に目を向けてみる。
自分に対しても、
「私はダメな人間だ」ではなく、
「今の私は疲れていて、集中力が落ちていた」と、“今ここ"の状態を観察してみる。
この“観察"の視点を持つことで、思考はやわらぎ、心に余白が生まれます。
そして、その余白が人との関係をあたたかくし、自分との関係も優しいものにしてくれるのです。
私自身、カウンセラーとして日々多くの方と向き合っていますが、よく感じるのは、
「話を聞いてほしかったのに、評価されてしまった」という苦しみが、クライエントに深く残っているということです。
精神医療の現場では、初回の問診こそ丁寧に話を聞いてもらえても、以降は15分程度の診断中心の関わりになりがちです。
その短い時間でできることは、どうしても“診断"や“評価"——つまり“ジャッジ"に偏りやすくなる。
だからこそ、医療の外側で、
「症状ではなく、その人の背景に寄り添う時間」を持つこと。
そこに、カウンセラーとしての役割があります。
「正しい」「間違っている」と評価するのではなく、
「なぜそう感じたんだろう」「何がそうさせたんだろう」と、
その感情の根っこにそっと目を向けてみる。
そんな時間を、○○さん自身にも、周りの大切な人にも、少しだけ持ってみてください。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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今週も、○○さんにとって楽しい1週間になりますように!
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また来週お話しできること楽しみにしています。
はずみより
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