「不登校は不幸じゃない?」
今日もメルマガを読んでいただき嬉しく思います。
・不登校は不幸じゃない
・学校が全てではない
・学校以外の選択肢を
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■学校に行くことが当たり前の時代では
なくなってきました
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学校に行かないと決めた
[10歳のユーチューバー(ゆたぼん)]
も話題になっていますね。
もちろん賛否も分かれています。
10歳のユーチューバーについての私の見解は
ブログに書いたのでそちらをご覧ください。
10歳ユーチューバー賛否|不登校専門家から親へアドバイス
⇒https://ameblo.jp/encourage-enc/entry-12461041756.html
ゆたぼんのように自分で主体性を持って
学校を行かないという選択するならいいでしょう。
「僕は、eゲームでプロゲーマーに本気でなりたい」
と全力で努力する姿勢を見せてくれたら
子どもの夢のために学校に行かないことも
応援したいと思います。
今は多様性の時代ですから
様々な考え方があっていいと思います。
■不登校は不幸じゃない
そうかもしれません。
でも「学校に戻れてよかった」「学校普通だった」
と疲れながら充実した顔で帰ってくる子どもの顔も
私はたくさん見てきました。
私が支援して学校に戻れた方々は幸せを実感しています。
■学校が全てではない
■学校以外の選択肢を
もちろん
フリースクールを必要としている子もたくさんいます。
適応指導センターがあったことで
社会とつながり引きこもらずに済んでいる子もいます。
そういう子たちにとって選択肢がたくさんあることは
本当に喜ばしい事です。
今は発達障害やHSC(ひといちばい敏感な子)の
特性や気質を持つ子も多いので
学校以外の方がその子にとっていい場合もあります。
でも、学校に戻れる力があるなら
一時的に不安定になって不登校になったとしても
学校をまた選択しましょう。
学校に戻る力があるのに
フリースクールに行くのはもったいないです。
学校に行ける力があるなら
フリースクールは行けるようになるでしょう。
しかし、そこで満足してしまったら
本来できる成長が半減するかもしれません。
しかも、お子さんはそれを望んでいますか?
やっぱりフリースクールではなく
学校に行きたいという子の方が多いです。
1度行ってここは違うと思う子も多いです。
フリースクールに通って自由な時間に自由なことをする。
確かに社会とのつながりは持てますが
ストレス耐性を高めることは難しいです。
学校に行っている子は、決まった時間に学校に行き
決まった時間割で行動し、時には集団生活の中で
自分の思い通りにならないことに我慢をしながら
ストレス耐性を高めていきます。
学校で過ごした子もフリースクールで過ごした子も
就職の時には同じフィールドに立ちます。
企業は利益が優先です。そこまで寛容ではありません。
どうなるでしょうか。
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2019年3/29内閣府のデータでは
■新卒の離職率は3年までに30%となっています。
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3年までに離職した方の3割がすべて
フリースクールに行った子どもたちとは言いません。
しかし、企業側の立場に立った時
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企業はどちらを選択するでしょうか。
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・好きな時に好きなことをしてきた子
・学校に行きながらストレスを乗り越えてきた子
Googleのような企業は、自由な発想という意味で
好きなことを好きなときにしてきた子を
選ぶかもしれません。
でもそのような企業は一部です。
【ですが理不尽な上司はどこにでもいます。】
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こちらも2019年3/29内閣府のデータです。
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■40~64歳「ひきこもり」全国で推計61万3千人
■ひきこもりになった年齢は60~64歳が17%で最も多かった
■20~24歳も13%と大きな偏りはみられない
■きっかけは「退職」が最多で「人間関係」「病気」が続いた
「ひきこもり」は、「不登校」の約5倍ほどです。
しかも統計に出ていない方を含めるともっと多いと思います。
ひきこもりの支援は不登校の支援とは
比べ物にならないほど大変です。
年齢、プライド、柔軟性のなさ
社会の受け入れ、世間の目など
不登校の時より考慮しないといけないことが多いし
変化も難しいです。
20歳を超えて引きこもりになってからでは
リカバリーはとても難しいです。
なので、
就職時に一気にハードルが上がることにならないように
少しずつハードルを越えられるようにしてあげたい。
そうなると、フリースクールではなく
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■学校に行けるのであれば学校に行かせてあげたい
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ということになるのです。
「それができないからみんな困ってるんです」
「学校に行けないからフリースクールに行っているんです」
「本当は学校に行けるなら行かせたいです」
そうおっしゃる気持ちもわかります。
■でも行けますよ、学校に。
エンカレッジで支援をした子は
みんな学校に戻れてますから。
本にも100%とでかでかと書いてますが
嘘じゃないからあれだけ大きく書けるのです。
継続登校率は100%かと言われれば
残念ながら95%くらいです。
発達の特性のある子とか
HSCの気質のある子などを含めて
学校以外の選択をした方がいいと判断することも
増えてきました。
○○さんに今
「本当にうちの子も100%行けるのですか?」を聞かれたら
答えはNOと言います。
「なんだそれ!」と思われるかもしれませんが
100%行けると断言できるほど
不登校の問題は簡単ではないです。
それは○○さんも充分わかっておられるかと思います。
でも
【今までの子どもたちは全員学校に戻れています】
とは自信を持ってお伝えできます。
■それではダメですか?
■その結果を信じていただき
一緒に復学に向けて頑張りませんか?
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次回は知っておきたい心理学の知識
「手洗いや歯磨きなど習慣化に有効な方法」
についてお伝えしていきます。
また次のメールでお会いしましょう。
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