自分の認識がパフォーマンスを決定する｜魂を解き放つ1日1分間コーチングバックナンバー

自分の認識がパフォーマンスを決定する

2019年11月11日

「自分が自分をどう見ているか？」

自己認識がパフォーマンスに
与える影響はバカにできません。

例えば、こんな実験があります。

ハーバード大学の心理学科の教授
エレン・レンオは、

アジア人の女子学生を対象として、
グループを2つに分け、

一つのグループには
「アジア人は数学が得意」
という観念を与え、

もう一方のグループには
「女性は数学ができない」
という観念を与え、

その後数学のテストを実施しました。

すると、、、

前者のグループは
点数が高くなり、

後者のグループは
点数が低くなったのです。

つまり、人間のパフォーマンスは
ドラクエのように
固定の能力値があって
その数値で決まるものではなく、

極めて非合理的にも、
心のあり様が関わっていると
いうことなんです。

つまり、先ほどの例で言えば、
数学ができない
という固定観念、

言い換えれば、

自分にはこの才能がない
やり遂げる能力がない

と思っていると、
本当にそうなってしまう
ということを証明しています。

自己認識について、
ひとつひとつ紐解いていくと
文章がとてつもなく長くなるので、

重要なことを簡潔にお伝えすると、

大きく分けると、人は

自分の今の成果結果を
生まれついての才能や能力
によるものと考えているか、

後天的な努力や技術、
タイミング、運など外部環境の
影響によるものと考えているか

2つに分かれます。

前者は固定思考と表現され、
逆境のときに無力感を感じやすく、
失敗に対する粘り強さや
チャレンジ精神に欠けています。

後者は成長思考と表現され、
後天的に能力を変えられると
信じているので、

立ち直りが早く、
チャレンジ精神も旺盛な
傾向があります。

さて、実は前者は
自分には才能がある
と思っている人に多いそうです。

信じていた才能が否定されたとき、
耐性がないのです。

僕たちがさらなる
成果を上げるためには、

この成長思考が不可欠です。

どんな才能だろうが、
どんな教育を受けようが、
何歳になろうが、
どんな経験があろうがなかろうが、

後天的に何だってできる
何にだってなれる

と自己をそして世界を
認識し直すことが

あなたを飛躍させます。

普段無意識で自分を
どのように見ているか
振り返ってみてください。

意識しないと気付けません。
気付いたものは変えられます。