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邑花メルマガ「自分史上、最高の物語へ」

ヨロコビが嫌いなわけ

2025年01月10日




今日のメルマガは
「インサイド・ヘッド」
「インサイド・ヘッド2」の
ネタバレを含む可能性があるので
内容知りたくない方は
ここでメール閉じてね。



















てなわけで
「インサイド・ヘッド2」観ました。

アマプラでね。

そしてまさかの号泣w
自分でもビックリw




「インサイド・ヘッド」は
もう10年前になるのか。

まだ幼かった息子と一度観たのを
最近また観たんだけど。



何回観てもやっぱりね
私、ヨロコビが嫌いだw

鬱陶しいくらいのプラス思考と
自分は絶対いいことをしてると
思い込んでるあの感じw



「嬉しい♪」
「楽しい♪」
「幸せ〜♪」

だけで満たされることが
素晴らしいことだと勝手に決めつけて

人の心から
「悲しみ」を取り除こうとする。



自分の「正しさ」で
みんなのことコントロールして

「人のため」って
口では素晴らしいこと言ってるけど

「やってることいじめだよね」
って初めて観た時から思ってた。



2ではそんなヨロコビが
「妄想に取り憑かれてる!」と
ほかの感情たちから
責められるシーンがあって。

正直観ていてスッキリしたんだよね。
「よくぞ言ってくれた!」みたいな。



だけど仲間たちのその言葉に

これまでどんな時も笑顔で
ポジティブを貫いていたヨロコビが
ついに怒って涙したんだよね。

「いつも前向きでいることが
どんなに大変かわかる!?」って。


その瞬間
ヨロコビに親しみが感じられて
嫌いなキャラではなくなったんだ。





私がヨロコビを嫌いだったのは

「嬉しい♪」
「楽しい♪」
「幸せ〜♪」以外を

笑顔で排除するところだった。



「ヨロコビ」基準で
何が幸せな思い出か
そうじゃないかを判断して

人の心を
エセポジティブで
満たそうとする。



それって
「いいこの私はマル」で
「そうじゃない私はバツ」に
されてるような気分で

だから私はヨロコビが
好きになれなかったんだ。



だけど本当は
そのヨロコビみたいなことを
私が私自身に
ずっとしてきたんだよね。

「素晴らしい誇らしい自分」
ばかりを欲しがって

「恥ずかしくて嫌いな自分」
は隠そうとしてさ。



嫌な思い出には蓋して
都合の悪いことは葬って

そうやって
「妄想に取り憑かれて」

私っていう人間のそのまんまを
ちゃんと見てあげてなかった。



そんな流れで

「素晴らしい誇らしい自分」
だけじゃなく

「恥ずかしくて嫌いな自分」
も含めて

「その人のすべて」を
ヨロコビが抱きしめたシーンに
涙腺崩壊(涙)



私はこうやって
自分のすべてを愛して
生きていたいんだって
自分の思いを再確認したし


「ヨロコビ」がいなければ

起こってもいないことに
心配ばかりして行動もせず

世の中を斜めに見て
「どうせ」と決めつけて

そんな現実に怒ったり
時に投げ出したりして

自分を卑下して嘆いて
泣いて過ごすのかもしれないって

ヨロコビの存在の大きさに気づいた。



エセポジティブは疲れるけれど
でもポジティブもなければ
本当の望みに生きることもできやしない。



そう思うと
嫌いだったヨロコビにも
「ありがとう」って。

やっと感謝が湧いたんだ———







そんな「インサイド・ヘッド2」
私的ハイライトは冒頭の「カナシミ」。


「私が間違ってたことある?」
と自信満々にいうヨロコビに

「ある。何度も。」
って即答するシーンがあるんだけど。


「え!?この子(カナシミ)
こんなにハッキリ
自分の考え言えるタイプだっけ?」

ってすごいビックリしたんだよね。



それだけ前作から
感情たちも成長してるんだろうし

だからか人によって
「どの感情がリーダーか?」
も違うんだなって思った。



ライリーの感情のリーダーは
「ヨロコビ」だけど

ママの感情のリーダーは
「カナシミ」だし

パパの感情のリーダーは
「イカリ」。



でもだからといって
ママがずっと悲しんでるわけでも
パパがずっと怒ってるわけでもないし

彼らのリーダーが
いつか「ヨロコビ」から変わったのか
それとも最初から「カナシミ」や
「イカリ」だったのかはわからないけど

必ずしも人の心の中心は
「ヨロコビ」じゃなくてもいいんだなって
そんな風に思ったんだ。



感情たちも
人とともに成長して

ママの中心(カナシミ)は
人を思いやれる
慈愛に満ちた優しさだし

パパの中心(イカリ)も
物事に全力で取り組める
パワーの源。


「ヨロコビ」だけが
人を幸せにしたり
愛になるわけじゃないんだなって。



そんなことを感じながら観た今作

「ヨロコビ」
「カナシミ」
「ビビリ」
「ムカムカ」
「イカリ」
のほかに

思春期特有の
「シンパイ」
「イイナー」
「ハズカシ」
「ダリィ」
が新たに加わって


私の中のリーダーって
誰なんだろうって考えた時に

やっぱり「カナシミ」かなぁ?
なんて思ったりした。



どんな感情にも
私たちにも
陰と陽の両面があるけど

そのどちらも
できれば愛しながら
自分に優しく生きていきたいね。



○○さんの中心は誰だろな?

よかったら返信して教えてね。
では。





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