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邑花メルマガ「自分史上、最高の物語へ」

幸せになるのか、復讐のために人生捧げるのか

2025年01月23日





昨日のメルマガのつづき。


もう何度も味わったはずの
本当は望んでいないはずの苦しさを
こうしてまた味わってしまうのは

「傷つく快楽」が気持ちよくて
中毒になってしまっていたから。


その対策としてこれからは
なかなか手放せずにいるその快楽を
映画や音楽とかの作品から
VRみたいに摂取していこうと決めた。


自分の人生使って
味わうんじゃなくて。

フィクションの世界で
物語の世界で味わおうって。



けっこういい気づきも得て
安全対策もして
「めでたしめでたし」のはずだったのに
さらに深い腹の底から聞こえる抵抗の声。

「納得してたまるか!!」
という怒りのようなその声に耳を傾けると

「それじゃ私は結局
わかってもらえないままじゃないか!!」という
悲痛のような思いが伝わってきた。





・・・そうだ。

私の人生において
大きな悲しみのひとつが

「誰もわかってくれない」

という思いだった。



幼い頃からなぜ
こんなに怒られるのかわからなくて

笑っただけでなぜ
怒られるのかがわからなくて



まわりには
共感してくれる人が
誰一人いなくて

話せば
「考えすぎだ」
というその一言に

「気にしすぎだ」
という一言で一蹴されることに
私は悲しくて悔しくて寂しくて

「誰かわかってくれる人」を
切実なほどに求めてた。



でも、そんな人はいなくてさ。

「あー、いないんだ」
っていう諦めで
どんどん心を閉ざしていったと思う。





そのうち
感情がわからなくなっていって

「悲しい」「辛い」に
免疫ができていって。



それでも
父に対して激しい怒りを感じた時

「いつか絶対こいつに復讐してやろう」
って生きる力になった。



勉強ができて
勉強が大好きで
人のことを
「勉強」でしか測れない父に

そんなに勉強が好きなら
お望み通り学問で復讐してやろうと
そのためだけに
精神科医になろうと思ったんだよね。



学でしかものが見れないなら
その大好きな学で
二度と前なんて向けないくらい
底まで突き落としてやろうって。

「すべて自分が間違ってました」
って認めさせてやりたくて
謝ってほしくて
わかってほしくて

それだけで
自分の将来を決めようとしてたんだ。



あの頃と一緒。

今も「わかってもらえない」
寂しさが拭えなくて。



私が一人で内観して
一人で気づいて
一人で乗り越えてしまったら

じゃあ私が傷つくきっかけになった「相手」は
なんの罰も受けないじゃんって。



私だけ一人で傷ついて
私だけ一人で内観して
自分で自分のケツ拭こうとしてさ。

これで私が
自分で自分のことを幸せにしてしまったら
相手は私の寂しさになんて気づかないまま
いつの間にか解決して
相手だけめでたしめでたしじゃんって。


そんなの絶対に不公平だ!って。

それで私
「相手にわからせるため」に
まだ幸せにならないように
必死で抵抗してたんだ。



.



今オンラインリトリートプログラムで
インナーチャイルドを癒すtrip
っていうのをやってるんだけどね。

その日は私も
ふと脳裏に浮かんだ高校生の私に会いに
一人でtripに出かけた。



高校3年の秋
私は残り少ない音楽部での日々を
精一杯大切に過ごそうと

自分のデリケートな喉を守るために
自宅でマスクをして過ごしてた。


高2の時
声帯結節っていう喉の病気になって
大好きな音楽ができずに
1年間悔しい思いをした。


だから自分のために
「大好きな音楽を最後まで味わいたい」
ってその思いだけでマスクしてたのに
そんな私を見て父が言ったんだよね。

「それは俺へのアピールか!?」って。


頑張ってるアピールでもしてるのか!?
俺がそんなことで認めるほど
甘い人間だと思ってるのか!!!って。

殺意じゃなきゃ何なんだってくらいの
鋭い憎たらしそうな目で私を睨んで。



「おめーのためなんかじゃねーよw」って
馬鹿にしたくなるのをグッと堪えて
次に湧いてきたのは
どうしようもない怒りだった。



わかってもらおうなんてしてないのに

せめて私が大事にしてる世界にまで
こいつ土足で踏み込んでくるのかと。

悔しくて悔しくて仕方なくて。
マジでこいつ◯してやろうって
そんなシーンにtripしたんだ。



高3の私は
怒りと憎しみに心が支配されて

目の前のこいつ(父親)に
どうやって地獄を味わわせてやろうかと
復讐心でいっぱいだった。



その怒りと憎しみの底にあるのは
ただ「わかってほしかった」
っていう寂しさだけだったのに。

愛されたくて
寂しかっただけなのに。

限度を超えた寂しさが
収集がつかないほどの怒りと憎しみと
復讐心にまでなってしまってた。



そんな高3の私に駆け寄って
肩つかんで

「ねぇ!?自分のたった1回の人生
復讐のために本当に生きるの!?」って

「幸せになるのか
復讐のために人生捧げるのか
悔しいかもしれないけど
マジでよく考えなよ!!」って

自分の全力の思い言葉に託して
高3の私にそう言いながら
いつの間にか泣いていた。

高3の私も泣いてたと思う。
2人でその場にへたり込んで
大声あげてしばらく泣いた。



そんな私に鋭い目を向ける父も
ただ「わかってほしい」だけだった。

父も私と一緒だった。

この人も
わかってもらえない悔しさ、寂しさ抱えて
私と同じように闘って生きてきたんだって
私と同じように苦しかったんだって
この人もただ愛されたかっただけなんだって

そう思うともう
復讐なんてする気になれなかった。



高3の私と泣いたあと
今度は当時の父に向けて

「もう私たち闘うのやめよう」って
「もういいじゃん、もうやめよう」って
そう言った。



さっきまで
殺気すら感じていたはずの父が
急に弱々しく感じた。

この人もずっと寂しかった。

私たち
寂しい同士で
ずっと闘ってただけだった。



だけどきっとこの人は
私以上に厳しく育てられて
私以上に弱音が吐けなくて

闘うしかきっと
生きる道がなかったんだろうと

そう思うと
自然に父の方に足が向いて
いつの間にか父を抱きしめてた。



憎くてしょうがなかったはずの父。
毎日◯したくて仕方のなかった父。

だけど今は
父を抱きしめていて

父は何も言わなかったし
特に何もしなかったけど

「何もしない」ということが
父の精一杯の気持ちなんだってわかった。







tripから今ここに戻って。

日本酒と塩を入れたお風呂に
ゆっくりと浸かった。



この日気づいた諸々を
手放ししようかなとも考えたけど

まだなかなか手放せそうにない気がしたから
この日は「気づけた」ということで
一旦マルにすることにした。



相手に
わかってほしい
わからせたいという思いに
もう少し執着がなくなるまで。

それまで様子を見ながら
でも気づけた以上
手放しに向かっていこうと思ったよ。



大きな大きな癒しと気づき。

とりあえず
父と私が一緒なんだってことが
腑に落ちたのは大きかったかな。



.



なかなか素直に
幸せになりきれないのは

「幸せになったら困る」という
私の望みが叶ってただけだった。



幸せになることで
味わえなくなる「傷つく快楽」や

相手にわかってもらえないまま
幸せになってしまうことに
抵抗して執着して
手放せずにいただけなんだよね。



「なんでこんな思いばかりするんだ!」って
現実に鬱憤がたまってたけど

なんてことはない
自分がそう望んだから
シンプルにそれが叶ってただけだった(笑)



それがわかっただけでもスッキリしたかな。

少なくともこの気づきのおかげで
「自分事」にちゃんとできたから。



そんなわけで長くなったけど
私と同じような闘い癖のある人の
何か少しでも気づきや癒しになりますように。






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