今日だけ 日々の瞑想 7月2日 比較
ベーシックテキスト P.139
私たちアディクトはみな違う。一人ひとりの経歴も違えば、使った薬物も違えば、経験したことも違う。その違いは、回復したからといってなくなるわけではない。そればかりか、以前よりも違いがはっきり見えてきたと感じている仲間もいる。アディクションから解放された私たちは、あるがままの自分、真実の自分になる自由を与えられた。だから、回復中のアディクトがみな一様に同じことを求め、同じことを目指すわけではない。回復のなかでは、だれもみな自分なりの学び方をしている。
アディクト一人ひとりにそれほどの違いがあるのだとしたら、回復のなかでお互いに助け合い、お互いの経験を生かすためにはどうすればよいのだろう。私たちは、回復の原理を踏まえた生き方を一緒に分かち合っている。それぞれの生き方は違っても、自分に生かすスピリチュアルな原理は同じものだ。私たちの違いを超えて輝くこの原理の光を使って、みなお互いの回復の道を照らしているのだ。
私たち全員に共通するものが二つある。それはアディクションと回復だ。集中して耳を傾けてみれば、たとえ自分と経歴は違っても、同じ病気で苦しんでいたことが伝わってくる。耳を閉じようとさえしなければ、スピリチュアルな原理を生かす仲間の話が聞こえてくる。たとえ一人ひとりが目指すものは違っても、その話は、私たちに希望を与えてくれるのだ。
今日だけ:私には目指す道がある。そして、私と同じようにアディクションに苦しみ、回復の原理を生かそうと学んでいる仲間たちがいることに感謝している。
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