今日だけ 日々の瞑想 11月30日 本当の自分を分かち合う
ベーシックテキスト P.135
親密であるとは、心の最も深い部分の思いや感情をだれかと分かち合うことだ。私たちの多くは、そのような親密さによってもたらされる温もりや仲間づきあいにあこがれている。だが、そうなるためには努力が必要だ。アディクションの最中には、自分が使っていることでだれからも脅されないように自分のガードを固めることを学んだ。回復の道を歩む現在は、人を信じることを学んでいる。人と親密になるためには、自分を守る壁を低くしなければならない。親密さからもたらされる親近感を感じるためには、人が自分――本当の自分――に近づくことを許さなければならない。
だれかと心のなかの最も深い部分を分かち合おうとするなら、まず何よりも先に、その最も深い部分の自分とはどのような人間であるかを自分で知らなければならない。本当の自分とはどういう人間か、本当に望んでいることは何か、そして本当はどう感じているかを知るために、自分の生き方をきちんと点検する。そうすれば、定期的に行う自分自身の棚卸を基盤に、友だちに対し、常に変わらず完全に正直でいられるはずだ。
親密になることは人生の一部だ。だからこそ、クリーンで生きることは――回復のなかのあらゆることと同様、親密さも――価値があるのだ。親密になるために必要な内省を労を惜しまずにやっていくことは大変な作業だ。また、親密さのなかで全面的に正直になったがために、混乱が生じることもある。とはいえ、親密さによって、孤独や孤立感から解放されるのだから、やってみる価値は十分あるというものだ。
今日だけ:親密になることで、孤独や孤立感からの解放を求めてみよう。今日、私は自分の棚卸によって「本当の自分」をもっと知ろう。そして実際にだれかに完全に正直になってみよう。
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