今日だけ 日々の瞑想 7月7日 お互いのなかにいる神
ベーシックテキスト P.84
仲間が、お互いのなかにこそ神の存在がはっきり見える、と話していることがよくあるが、実際に12番目のステップを行っていると、その言葉の真実が見えてくることがある。私たちがもう一人のアディクトに回復のメッセージを運ぶとき、自分より偉大な力が存在していることが直感的に感じ取れる。そしてそのメッセージが開花するのを目にしたとき、もっと大切なことに気づかせてもらえる。それは、回復をもたらしたのはメッセージそのものであって、メッセンジャー(メッセージを運んだ人)ではないということだ。まだ苦しんでいるアディクトにメッセージを運び、その仲間が変わることができたのは、私たちの力ではなく、ハイヤーパワーの力なのだ。
メッセージが効果を示し、もう一人のアディクトが見事な変容を遂げたとき、ハイヤーパワーが実際に働いたことが感じ取れる。その仲間のなかに、否認と絶望にかわって、受容と希望が生まれたことが見て取れる。まさに私たちの目の前で、この仲間に初めて、正直さ、開かれた心、やる気が生まれたのだ。この新しい仲間のなかで何かが起こっている。その何かとは、私たちよりも、そしてその仲間よりも、偉大で強力な何かだ。私たちが理解する神の働きが仲間のなかで起こっている。仲間のなかにハイヤーパワーを見ることができる。そして回復に向けて強力な後押しをしてくれるハイヤーパワーは、私たちのなかにも存在することを、かつてないほど強く確信できるのだ。
今日だけ:他のアディクトに回復のメッセージを運ぶとき、そのメッセージの影に存在する力に注目していこう。そして今日、他のアディクトの回復を見たら、その仲間のなかにいる神の存在を認めよう。そうすれば、私のなかに存在する神のことも、もっと深く認められるようになるだろう。
記事一覧
「仲間と分かち合いをしていると、孤独感や孤立感は遠ざかっていく」 ベーシックテキスト P.135 親密であるとは、心の最も深い部分の思いや感情をだれかと分かち合うことだ。私たちの多くは、そのような
2024年11月30日
「ハイヤーパワーは私たちをいつも守ってくれるのだ」 ベーシックテキスト P.92 このプログラムは、私たちがシンプルな原理を生かすなら、自分の生き方に深い変化が及ぶという考え方に基づいたものだ。
2024年11月29日
「真に謙虚になるということは、自分を受け入れ、そして自分らしくいられるよう力を尽くすことだ」 ベーシックテキスト P.57 謙虚さという概念はかなり不可解だ。屈辱ということなら、分かりすぎるほど
2024年11月28日
「回復を進めていると、神の助けを求めようと決心することが、強さや勇気を生み出す大きな原動力になってくれることがよくある」 ベーシックテキスト P.42 第3ステップで私たちは、日々の暮らしのなか
2024年11月27日
「一日のなかでは実にいろいろなことが起こる。建設的なできごともあれば、否定的なできごともある。どちらについてもしっかりと認識していかないと、成長のチャンスを失うことになるかもしれない」 IP No.
2024年11月26日
「黙想を通して気持ちを落ち着かせると、心の奥から安らぎが感じられるようになる。すると内なる神と触れ合いができるようになる」 ベーシックテキスト P.74 回復が進むと、何が私たちをナルコティクス
2024年11月25日
「クリーンでいたってよいことなんか何もないという考えが入り込み、古い考えが自己憐憫や恨みや怒りをかきたてる」 ベーシックテキスト P.162 ときには自己憐憫にどっぷりとひたることがある。ひたる
2024年11月24日
「『手から放して、神にゆだねる』ことにより得られる安心感があれば、生きがいのある人生を築くことができるようになる」 ベーシックテキスト P.41 アディクションのなかにいた私たちは、自分の周りの
2024年11月23日
「社会のなかできちんと役割が果たせるようになると、いろいろなものを生み出せる自由を得、それによって優先順位がつけられるようになり、基本的なことが固まってくる」 ベーシックテキスト P.138 ク
2024年11月22日
「〔性格上の欠点が〕健康や幸福のためになるのなら、こんな絶望のふちにまで追い詰められることはないのだろう」 ベーシックテキスト P.56 第6ステップと第7ステップに取りかかるのは決して簡単なこ
2024年11月21日
「満足感に目を向けたためしはなく、空しさやくだらなさばかりにこだわっていた」 ベーシックテキスト P.143 アディクションの真っ最中、私たちは自分ではないだれかにかわりたいと何度思ったことだろ
2024年11月20日
「……アディクトたちは、最初から十分な共感を得ることができ、それによって、自分もクリーンになれるのだと十分確信できるようになったと私たちは思っている。しかも、すでに何年も回復の道を歩んでいる仲間たちが
2024年11月19日
「第10ステップは日常生活で起こる問題を解決し、何度も繰り返さないよう未然に防ぐためのものだ」 ベーシックテキスト P.67 自分の感じ方や考え方といった独自性は、それまで経験してきたことによっ
2024年11月18日
「どんな気持ちに襲われようが、使う必要は絶対にない。感情はみな、やがて過ぎ去るのだ」 ベーシックテキスト P.132 こんなにつらい経験は初めてだ。一晩中眠れなかった夜がやっと明け、ベッドから出
2024年11月17日
「あのアディクションの孤独と孤立のふちからゆっくりと慎重に自分を救出し、人生の本流へ入れるように自分の背中を押している」 ベーシックテキスト P.58 使っていたときには、どんな犠牲を払ってでも
2024年11月16日