今日だけ 日々の瞑想 7月8日 「神」という言葉
IP No. 22, Welcometo NA
「神」という言葉についてはさまざまな先入観をもってナルコティクス アノニマスにやってきた仲間が多い。もちろん、その先入観のほとんどが否定的なものだ。にもかかわらず、この「神」という言葉は、NAでは、たとえ毎日使われることがなくても、必ず使われる。ベーシックテキストの170ページまで、つまり第一部のなかでは92回も使われているし、NAの12のステップの三分の一以上に顕著に使われている。そこで、この言葉に対する仲間の反応に目をつぶらず、真正面からきちんと取り組んでみよう。
ナルコティクス アノニマスがスピリチュアルなプログラムであることは真実だ。NAの12のステップは、私たちよりも偉大なスピリチュアルな力の助けを受けながら、アディクションから解放される方法を示している。しかしながら、このプログラムは、この力について、こういう考えをしろ、とは決して言っていない。事実、私たちの文献、ステップ、ミーティングで何度も繰り返し伝えられているのは、「自分で理解している神」のことであって、それをどう理解するかはまったく自由だということだ。
私たちが「神」という言葉を使っているのは、ベーシックテキストにそう書かれているからであり、私たちにとって、自分の回復の基盤にある力を基本的に理解するには、それがいちばん効果的だからだ。つまり、私たちにとって都合がよいから使っている。だが、その言葉の背後にある力については、単なる都合のよさだけで使っているわけではない。私たちがその力を利用するのは、アディクションからの解放を維持するため、そして回復を確実に継続させるためだ。
今日だけ:私が「神」を信じていようがいまいが、私をクリーンで自由にしてくれる力を使っていこう。
記事一覧
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2024年11月26日
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2024年11月25日
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「〔性格上の欠点が〕健康や幸福のためになるのなら、こんな絶望のふちにまで追い詰められることはないのだろう」 ベーシックテキスト P.56 第6ステップと第7ステップに取りかかるのは決して簡単なこ
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2024年11月19日
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2024年11月18日
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2024年11月17日
「あのアディクションの孤独と孤立のふちからゆっくりと慎重に自分を救出し、人生の本流へ入れるように自分の背中を押している」 ベーシックテキスト P.58 使っていたときには、どんな犠牲を払ってでも
2024年11月16日