今日だけ 日々の瞑想 12月4日 自分の意志ではなく、神の意志を
ベーシックテキスト P.72
NAにつながらなければならない状態になったころには、自分の心の奥からささやきかけてくる声も頼りない自滅的なものになっていた。アディクションのために、自分の望みや関心だけでなく、自分にいちばんよいことは何かという感覚までゆがんでいた。だからこそ、回復のなかで自分より偉大な力を信じる心を深める必要があったのだ。それは自分の頭で考えていることよりも、はるかに健全で、はるかに頼りになる導きを示してくれる力だからだ。そこで私たちは、この力の配慮を頼みとし、そこから心の奥に示された方向を信じる方法を学んだ。
学ぶ過程ですべきことは実践だが、「神の意志を知り、それだけを行っていく力を求める」ことも実際に練習する必要がある。アディクションのなかで身についた利己的で自己中心的な態度は、一夜にして消えるわけではない。だから祈るときにも、「私の性格上の欠点をなくしてください。そうすれば、私は人からもっとよく思われるに違いありません」などという昔の態度丸出しの願いになることがある。
自分の考えや願いに正直になろうとすれば、自分本位の意志とハイヤーパワーの意志を見分けることが楽にできるようになる。「神さま、私がいま望んでいるのはこういうことだとお知らせします。それでも、私の意志ではなく、あなたの意志が行われますよう」という祈り方に変わるだろう。そうするうちに、ハイヤーパワーの導きに気づき、それを受け入れられるようになるのだ。
今日だけ:「私はハイヤーパワーの導きを信じることを学びました。それでも、自分が望む生き方をしたいという身勝手な考えが出てきます。その考えをあなたと分かち合わせてください。そして、私に向けられたあなたの意志をはっきり理解させてください。最後には、私の意志ではなく、あなたの意志が行われますように」
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