今日だけ 日々の瞑想 12月11日 みじめでいようという選択も自由だ
ベーシックテキスト P.46～47
降伏して回復することに昔はなぜあれほど抵抗していたのか、いま思うとおかしくなる。使っていたときには、まるで申し分のない充実した生活を送っているとでも思っていたのだろうか。だから薬物をあきらめることは、終身刑の強制労働も及ばない最悪の刑だと考えていたのだ。だが現実は正反対だ。私たちの生活そのものがみじめだった。とはいえ、みじめさという、慣れ親しんできた世界を手放し、回復という、自分に分からない世界に入るのはもっと不安だった。
回復のなかにあっても、みじめでいることはできる――その必要はないのだが。私たちはだれからも、ミーティングに行けとか、スポンサーと一緒にやれとか強制されない。苦しみから解放されるためにはこれをやれ、と迫るＮＡ武装集団もない。だが私たちには選択肢がある。私たちはすでに、アディクションのみじめさを捨て、そのかわりに回復の健全さを選択した。いまのみじめな状態を、それよりもはるかにすばらしい心の平安にかえたいという気持ちがあるのなら、そしてそれを心から望んでいるのなら、それができる手段が私たちにはあるのだ。
今日だけ：自分で本当にみじめでいたいのならともかく、そうでなければそうなる必要はない。今日、私は自分のみじめさを、回復から得られるものにかえていこう。
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