今日だけ 日々の瞑想 12月16日 (火のないところに)煙は立たない
ベーシックテキスト P.134
回復のなかで自己満足を認めるのは、部屋のなかに立ちこめた煙に気づくようなものだ。ミーティングの参加回数がだんだん減り、新しい仲間とはめったに連絡を取らなくなり、スポンサーとの関係もおろそかになると、部屋に「煙」が充満してくる。それでも自己満足に浸り続けていると、立ち込めた煙のために脱出口が見えなくなり、直ちに策を講じなければ大惨事にもなりかねない。
私たちは、自己満足という煙を見分けなければならない。NAにはそのためのあらゆる手助けがある。私たちは回復中の仲間と一緒にいる必要がある。なぜなら、自分で気づくより先に、仲間が私たちの自己満足に気づいてくれるからだ。また、新しい仲間に会うと、アディクションのまっただ中にいたとき、自分がどれほど苦しかったかを思い出させてくれる。スポンサーは、わき見をするなと言ってくれる。手の届くところに回復の文献があれば、小さな火が燃え始めたときに消し止める役に立つ。そういう小さな火はときどき燃え上がることがあるからだ。回復にきちんと取り組んでいれば、一筋の煙が立っただけで気づくことができる。そうすれば、大惨事には決して至らないのだ。
今日だけ:私は自分の回復に、あらゆる面から取り組むつもりだ。NAに本気でかかわろうとする気持ちは、つながったばかりのころと変わらずに強固なものだ。
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