今日だけ 日々の瞑想 12月17日 サービスをする動機
ベーシックテキスト P.xvii
自分の動機にはしばしば自分でも驚かされる。回復したてのころは、自分の動機にいつも驚かされた。私たちは、なぜそのような行動を取ったのかという自分の動機を、祈りや黙想、ステップ、スポンサーや仲間のアディクトとの話し合いのなかで点検することを学んだ。特に、何かがしたい、何かが欲しいという強い衝動に襲われたときには、自分の真意を探るためにも、そのときの動機を点検することが大切だ。
回復したばかりで、動機の点検などしたことがないのに、熱い思いでサービスに飛び込む仲間が多い。その場合、自分の熱意の本当の理由に気づくまでにはしばらく時間がかかるだろう。ただ単に、自分のことを人に印象づけたい、自分の才能をひけらかしたい、自分の存在を認めてもらいたい、重要人物なのだと思われたい、ということが理由かもしれない。だがそのような願望は、ほかの世界や、まったく別のことのはけ口に使うのであれば害にならないが、NAのサービスの場合は深刻な害になる。
NAのサービスをしようという気持ちになったのは、アディクトが回復し、回復し続けることができるよう手助けしょうという気持ちを固めたからだろう。だがそれでも、サービスをしたいという自分の動機を丹念に調べる必要がある。いまも使っているアディクトに、自分もNAでやってみようと思ってもらうことが目的なのに、うんざりさせ、その場から立ち去らせる結果を招くことが多いからだ。もし、新しい仲間にいい加減に接し、偉そうな態度を取り、自分の都合のよいように彼らを動かそうとしているなら、魅力ある回復像どころではない。だがそれとは反対に、ほかの人の役に立ちたいという利己的でない気持ちがあるなら、まだ苦しんでいるアディクトをひきつける雰囲気を生むものだ。
今日だけ:私は、サービスの本当の精神を守るため、自分の動機を点検しよう。
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