今日だけ 日々の瞑想 12月21日 受け入れることと変わること
ベーシックテキスト P.92
受け入れることの反対は恐れと否認だ。人はだれもが完璧ではない。それは自分の目にも明らかだ。だからこそ、もしチャンスが与えられたら、自分の性格の一部を変えたいとだれもが願うのだ。私たちは、自分自身が理想からまるでかけ離れていることを目の当たりにして、落胆することがある。その落胆があまりにも大きすぎて、自分がなりたい自分に一生なれないのではないかという不安が生まれる。すると、否認という防衛機制が働き、極端な反対方向へと向かう。つまり、「自分が変わる必要なんてどこにもないじゃないか、何をそんなに悩んでいるんだ」と。どちらの極端に走っても、変わる自由は訪れない。
NAの経験がかなり長い仲間でも、回復したばかりの仲間であっても、変わる自由は12のステップに取り組むことで手にできる。自分の無力と生きることがどうにもならなくなったことを認めたとき、自分は変わる必要などないといったウソが消えていく。自分より偉大な力が私たちを助けてくれるのだと信じられるようになり、さらに私たちが受けた傷は修復がきかないほどのものではないことが分かって、不安が消えていく。私たちは自分で理解している神の配慮に自分をゆだね、自分自身について徹底して正直に点検できる力を与えてください、と求める。自分が見いだしたものを、神と自分自身ともう一人の人間に認めていく。自分のなかの良いところも悪いところも受け入れていく。こうして受け入れることによって、私たちは自由に変われるようになるのだ。
今日だけ:私は変わりたい。ステップに取り組むことで、恐れや否認に立ち向かい、変わるために受け入れることが必要なら、それを見つけ出していこう。
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