今日だけ 日々の瞑想 12月22日 新たな生き方
ベーシックテキスト P.139~140
アディクションの進行のなかでの最悪の事態というのはどういうものだろうか。それは、いつの日かこの病気のために死ぬかもしれないという恐れではない。最悪の事態とは、私たちが毎日経験していた生き地獄、永遠に続く、生きる意味のない人生だ。私たちはまるで亡霊のように、生きてもいなければ、世の中から愛される存在でもなかったのだ。
回復のなかで私たちがいま生きているのは、ちゃんと理由があるのだと信じられるようになった。それは自分を愛し、ほかの人たちを愛するためだ。私たちは、12のステップに取り組みながら、自分自身を受け入れることを学んでいる。自分を受け入れたら、自分を尊敬できるようになった。私たちの行動はみな、ほかの人たちに影響を及ぼすことにも気づいた。私たちは自分の周りの人たちの人生の一部であり、彼らも私たちの人生の一部だ。私たちはほかの人たちのことが信じられるようになり、彼らに対する私たちの責任も認められるようになった。
回復のなかで私たちは再び生きることができるようになった。ほかの人の幸せのために貢献し、日々、さらに貢献を深める努力をすることで、この新たな生き方を維持できるのだ――ここで第10、第11、第12ステップが生かされる。亡霊のように生きる日々は過ぎ去った。ただしそのためには私たちが、自分自身の、そして周囲の人々の人生の一部として、健康的で、愛情にあふれた貢献を積極的に続けていく必要がある。
今日だけ:私は新たな生き方を見いだした。今日、自分を愛し、そして愛情を持ってほかの人たちに役立つことをしよう。
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