今日だけ 日々の瞑想 12月24日 グループ
ベーシックテキスト P.107~108
私たちが初めてナルコティクスアノニマスのミーティングにやってきたとき、そこには回復しているアディクトがいた。その人たちがアディクトだと分かったのは、自分とまったく同じ経験やまったく同じように感じたことを話していたからだ。彼らが回復していると分かったのは、その落ち着きのためだった――彼らには私たちが望んでいたものが身についていた。アディクトたちがNAミーティングで回復を分かち合っているのを聞いて、私たちにも希望が生まれた。
回復の雰囲気にひきつけられた私たちは、ミーティングに通うようになった。
そういう雰囲気があるのは、グループのメンバーたちのなかに、一緒にやっていこうという熱意が感じられたからだ。私たちも、会場の準備をし、新しい仲間を迎え、ミーティングが終わると仲間のアディクトたちと話をしながら、その回復の雰囲気がいっそう高まるよう心を配っている。私たちが積極的にかかわろうとする姿勢が、ミーティングをいっそうひきつけるものにし、グループを、回復を分かち合う場にしていけるのだ。
ミーティングで経験を分かち合うことは、私たちがお互いに助け合う一つの方法であり、そこが自分の居場所だと感じられる基盤である。仲間のアディクトに共感し自分も同じだと感じられれば、彼らの希望のメッセージを信じることができる。もしナルコティクスアノニマスが自分の居場所だと感じられず、希望も持てなかったら、ここにとどまることもなかったろう。私たちがグループのミーティングで分かち合うとき、ほかの人たちを助けながら、自分の回復も支えているのだ。
今日だけ:私はグループにいるアディクトに手を差し伸べ、自分の回復を分かち合っていこう。
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