今日だけ 日々の瞑想 12月26日 決して見捨てることのない力
ベーシックテキスト P.39
私たちは、一つのことだけにすべてを賭けることにかけては名人だ。多くの仲間にそれぞれお気に入りの薬物があり、それだけを頼りに毎日を切り抜け、毎日を耐えてきた。私たちはその薬物に忠実だった。実際のところ、まったく疑いもせずにその薬物に身をゆだねたのだが、やがて、それは私たちに歯向かうようになった。自分がそれまで頼ってきたたった一つのものに裏切られたことに、私たちはじたばたとあがくしかなかった。
よろめくようにしてたどり着いた回復の会場にきてもなお、自分に欠けているものを満たすためにだれかに頼りたくなる気持ちを捨てきれない。そのだれかとはおそらくスポンサーか、恋人か、親友だろう。だが一人の人間を頼ることには危険が伴う。人は決して完璧ではないからだ。自分が相手を必要としたとき、その相手は休暇中だったり、寝ていたり、機嫌が悪かったりすることがある。
だから私たちが頼るべき相手は、自分より偉大な力でなければならない。私たちを正気を戻し、私たちの意志といのちを配慮し、私たちが必要としたときにはいつでもどこでも応じることは、人間では無理だからだ。私たちは自分で理解している神に信頼を置く。なぜなら、私たちを裏切らない力は神だけだからだ。
今日だけ:私は自分より偉大な力に信頼をおこう。なぜならその力は私の期待を決して裏切らないからだ。
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