今日だけ 日々の瞑想 12月27日 神は私たちを正気に戻してくれる
ベーシックテキスト P.39
自分の狂気をついに認め、その狂気がさまざまなかたちであらわれていた実例を見た私たちは、自分は一生、同じような行動を繰り返す定めなのだと思っているかもしれない。かつて、私たちのアディクションが絶望的であり、もう決してクリーンにはなれないと思い込んでいたときのように、いまは、私たちが抱えている狂気に絶望しているのかもしれない。
だがそんなことはない。アディクションからの解放は、愛なる神の恵みのおかげだということを分かっているではないか。ハイヤーパワーが私たちに、薬物を使うとらわれを取り除く奇跡を行ったのだとしたら、どんな狂気であれ、必ず取り除いてくれるはずだ。
それが信じられないのなら、すでに取り戻すことができた正気を数え上げてみるとよい。クレジットカードを手にして有頂天になり、さんざん使い果たしたものの、負けを認め、カードを全部処分したではないか。それは正気が戻ったからではないのか。孤独感に襲われ、昔の薬物仲間のところに行きたくなったときに、かわりにスポンサーを訪ねたではないか。それは正気の行動ではないのか。
アディクションの狂気は、回復のなかで正気の瞬間が経験できるようになると、過去のものとして消えていく。自分より偉大な力への信頼を深めていくと、自分のなかのあのような狂気でさえ、その力の前にあってはものの数ではないのだと理解できるようになるのだ。
今日だけ：私は、自分が正気の行動を取るたびに自分で理解している神に感謝している。なぜなら、それは、自分に正気が取り戻されたあらわれだからだ。
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