今日だけ 日々の瞑想 12月29日 他人の目を通して
ベーシックテキスト P.57~58
回復の道を歩むある時点で、自分が自分を見る見方が必ずしもほかの人が自分を見る見方とは一致しないことが分かって、居心地の悪い思いをすることがある。自分で考えているほど、自分はひどいわけでも、よいわけでも、あるいは美しいわけでも、醜いわけでもない。だが私たちには自分しか見えないので、確かにこうだとは言い切れないのだ。そんなとき、このプログラムの仲間に助けを求めてみる。彼らは、私たちが進む道のなかに何が見えるかを、思いやりを持って分かち合ってくれる。仲間は、私たちが自分では気づかないよいところを教えてくれるかもしれないし、あるいは自分では気づかなかった部分を厳しく指摘するかもしれない。
そのような「助け」を受けると、つい身構えてしまい、思わず防衛したくなるものだ。だがたとえそれが、自分の欠点を追求する悪意のある意見であっても、自分では見えない回復の側面に光を当ててくれているのだ。役に立つ洞察がどこからやってこようと、またどういう理由で示されたにせよ、それを無視してすませるわけにはいかない。
私たちは、仲間が自分から私たちに対して理解ある指摘をしてくれるまで待つ必要はない。スポンサーや、信じているNAの仲間とともに過ごすとき、自分から積極的に、私たちが自分では見えない自分について、どういう見方をしているかを聞いてみる。私たちは、自分で考えている生き方よりもずっと幅広いビジョンが欲しいと思う。だから、ほかの人の目から私たちを見てもらえば、そのビジョンが広がっていくのだ。
今日だけ:私は、本当の自分をきちんと見てみたい。だから、仲間が私に対して思っていることに耳を傾け、仲間の目から自分を見てみたいと思う。
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