今日だけ 日々の瞑想 1月3日 最も必要なもの
ベーシックテキスト P.76
ＮＡにつながったばかりのころには、自分が欲しいものをたくさん並べ挙げることができた。一財産を築くことに狙いを定めた仲間もいた。回復とはうわべの成功なのだと思っていたからだ。だが、回復はうわべの成功ではない。いまの自分に何よりも必要なものは、スピリチュアルな導きと強さなのだ。
アディクションによって、私たちのスピリチュアルな部分が一番の被害を受けた。私たちは自分の病気に、手に入れろ、使え、もっと手に入れる方法や手段を探せ、と命じられるままに動いていた。自分ではどうすることもできない薬物への欲求にとらわれるなか、人生から目標や人とのつながりが消えた。スピリチュアルな部分が破綻したのだ。
いつか私たちも、自分の回復のなかで一番大事なことは「私たちに向けられた神の意志を知り、それだけを行っていく力」であることに気づくようになる。その力のなかに、アディクションのために私たちのなかに封じ込められていた目的意識や方向性が見いだせるようになる。自分に向けられた神の意志のなかで、私たちは強情な自我から解放される。自己中心的な欲求だけに振り回されず、対等な立場で、ほかの人たちとともに自由に生きることができるようになる。
外見上の成功そのものに問題はない。だがＮＡのプログラムから与えられたスピリチュアルなつながりなくしては、たとえどんなに「成功していても」、回復のなかで最も必要なものは与えられないのだ。
今日だけ：私が最も必要としているものが与えられるように努力していこう。それは、私が理解している神に導かれる、最も大切な関係を築くことだ。
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