今日だけ 日々の瞑想 1月11日 信じる心
ベーシックテキスト P.150
私たちのなかには、回復の道にたどり着いたとはいえ、まだ恐怖心がいっぱいで、心細く、何も決められず、孤独でたまらなかった、という仲間がいる。これからどうしたらよいのか分からなかったし、どこへ行けば答えが見つかるのかも分からなかった。そんなとき、自分より偉大な力を信じてみれば不安から解放されるし、導きが得られるのだと教えられた。私たちが欲しかったのは、まさにそういう安心感や強い力だった。だが信じる心は一夜にして身につくものではない。その心を大きく育てるまでには時間がかかるし、努力も要る。
私たちがハイヤーパワーに助けを求めるとき、信じる心の種が蒔かれる。そして、助けが得られたときには、何が助けを与えてくれたのかが分かってくる。私たちは毎日、祈りという太陽の光をいっぱい注ぎながら、信じる心という小さな種を育てていく。信じる心は大きく成長し、やがて私たちはあるがままに人生を生きていけるようになる。ある日ふと気づくと、その信じる心は、大きな枝を張ったしっかりとした一本の木に育っている。その木は、人生の荒波をとめてはくれないが、安全な避難所になってくれるのだ。
今日だけ:ハイヤーパワーを信じる心は、人生の荒波を静めてくれなくても、私の心の不安を静めてくれることを信じている。トラブルにあったときには、その信じる心に守ってもらおう。
記事一覧
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2024年11月28日
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2024年11月27日
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2024年11月26日
「黙想を通して気持ちを落ち着かせると、心の奥から安らぎが感じられるようになる。すると内なる神と触れ合いができるようになる」 ベーシックテキスト P.74 回復が進むと、何が私たちをナルコティクス
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2024年11月24日
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2024年11月23日
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2024年11月22日
「〔性格上の欠点が〕健康や幸福のためになるのなら、こんな絶望のふちにまで追い詰められることはないのだろう」 ベーシックテキスト P.56 第6ステップと第7ステップに取りかかるのは決して簡単なこ
2024年11月21日
「満足感に目を向けたためしはなく、空しさやくだらなさばかりにこだわっていた」 ベーシックテキスト P.143 アディクションの真っ最中、私たちは自分ではないだれかにかわりたいと何度思ったことだろ
2024年11月20日
「……アディクトたちは、最初から十分な共感を得ることができ、それによって、自分もクリーンになれるのだと十分確信できるようになったと私たちは思っている。しかも、すでに何年も回復の道を歩んでいる仲間たちが
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「第10ステップは日常生活で起こる問題を解決し、何度も繰り返さないよう未然に防ぐためのものだ」 ベーシックテキスト P.67 自分の感じ方や考え方といった独自性は、それまで経験してきたことによっ
2024年11月18日
「どんな気持ちに襲われようが、使う必要は絶対にない。感情はみな、やがて過ぎ去るのだ」 ベーシックテキスト P.132 こんなにつらい経験は初めてだ。一晩中眠れなかった夜がやっと明け、ベッドから出
2024年11月17日
「あのアディクションの孤独と孤立のふちからゆっくりと慎重に自分を救出し、人生の本流へ入れるように自分の背中を押している」 ベーシックテキスト P.58 使っていたときには、どんな犠牲を払ってでも
2024年11月16日