今日だけ 日々の瞑想 2月4日 気分よく過ごせるかどうかが重要なのではない
ベーシックテキスト P.69
アディクションにとらわれていたころは、その日もその翌日も、自分の気分の動きが分かっていた。私たちがしていたことは、瓶のラベルを読み、包みに何が入っているかを確認し、自分をどういう気分にもっていくかを決めることだった。そして気分をハイにすることが私たちの毎日の目標だった。
回復に入ったら、その日に何があり、次の日に何が起ころうが、あるいは目の前の1分間で何が起ころうが、そのとき自分が感じたことはどんな感情であれ、自分で引き受けなければならない。日によっては、午前中はやる気満々でハッピーだったのに、午後になったら、理由もなく落ち込み、悲しくなることもある。その日、自分をどういう気分にするかを自分で選んでいないからには、嫌な気分のまま一日を終えることもあるし、朝はぐったりしていたのに、夜ベッドに入った途端に目がさえてくることもある。
もちろん、気分よく過ごそうとすれば、いつでも実現できる。だがそういう問題ではない。今日、私たちが関心を持つべきことは、気分よく過ごせるかどうかではなく、どのような感情であれ、自分の感情を理解し、対処の方法を学ぶことだ。そのためには、ステップに取り組み、自分の感情をほかの仲間たちと分かち合えばよいのだ。
今日だけ:私は自分の感情を受け止める。たとえどのような感情であれ、ありのままに受け止めるつもりだ。プログラムに取り組み、自分の感情を引き受けて生きることを学んでいこう。
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