今日だけ 日々の瞑想 2月20日 無力と個人の責任
ベーシックテキスト P.20
自分の人生に対する責任を負うことを拒んでいては、自分に備わった能力さえみな放棄することになる。私たちは、アディクションに対しては無力であっても、自分が取る行動に対しては無力ではない。そのことを忘れてはならない。
この無力という考え方を勝手に解釈し、どうせ無力だからと自分では何も決めようとしない仲間や、やっと解放されたものにまたしがみつこうとする仲間も多い。自分の行動にも無力だからしょうがないと主張し、自分が陥いった状態を他人のせいにして、その状態を前向きに変えようとはしないのだ。「無力」だからと、いつまでも自分の責任を果たさずにいたら、アディクションの渦のなかにいたころと同じ絶望感や惨めさのなかに自分を陥としいれるおぜん立てをしているようなものだ。せっかく回復しているのに、その年月を、自分を犠牲者だと思いながら過ごす可能性が大ありだ。
自分の人生に対する責任を負わずに生きるのはもうやめよう。これからは、自分が選んだこと、リスクを負うことに責任を持つ方法を学んでいけばよいのだ。間違うこともあるだろうが、その間違いから多くのことが学べるはずだ。自分自身についての気づきを深め、積極的に責任を果たしていこうという気構えがあるなら、変えてゆく自由、選べる自由、成長する自由が与えられるのだ。
今日だけ：自分の感情、行動、そして選択したことはみな私が選んだ。そのことに、私は責任を負っていくつもりだ。
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