今日だけ 日々の瞑想 2月21日 自己憐憫、それとも回復? 選ぶのは私たちだ
ベーシックテキスト P.129
まだ盛んに使っていたころ、自分が生き抜く手段に自己憐憫を利用した仲間がたくさんいる。この病気のなかで生きるためには、ほかに手段があるとは思えなかったからだ――実は考えたくもなかったのだろう。自分を哀れに思い、自分が陥いったトラブルを他人のせいにしていれば、自分の行動の結果を受け入れずにすむものだ。変わることにも無力だと思っていれば、変わる必要があることも認めなくてよい。この「サバイバル手段」を手放さなかったため、私たちは回復からますます遠ざかり、自己破壊へと日ごとに近づいていた。自己憐憫は私たちの病気の道具だ。だがいまの私たちは、そんなものを使う必要がなくなった。NAプログラムのなかで見つけた新しい道具の使い方を学べばよいからだ。
私たちは、回復に実際に役立つ助けが自分に向けられていることを信じられるようになった。だから私たちから助けを求め、NAプログラムのなかにその助けを見いだしさえすれば、自己憐憫は感謝に置き換えられるのだ。私たちには自由に使えるたくさんの道具がある。12のステップ、スポンサーのサポート、回復の道を歩むアディクトたちの集まり、ハイヤーパワーの配慮などだ。こんなにたくさんの道具が与えられたことだけでも感謝せずにはいられない。私たちから孤独や絶望が遠ざかっていく。どんなことに立ち向かっても、手の届くところに必ず助けがある。感謝が感じられるようになる確実な方法は、NAプログラムのなかで手にできる助けを生かし、プログラムによってもたらされる変化を経験することだ。
今日だけ:私は、NAが与えてくれた希望に感謝しよう。自己憐憫にはまり込むのをやめ、回復を深めていこうと思う。
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