今日だけ 日々の瞑想 7月25日 12番目のステップが「失敗」？
ステップ12
12番目のステップ（メッセージ）に「失敗」などない。メッセージを届けた相手がクリーンにならなかったにせよ、二つの目的が果たせたのだ。一つは、私たちが自分の経験と力と希望を伝えたアディクトの心に回復の種を蒔くことができたこと。そしてもう一つは、私たちがその日一日、クリーンでいられたことだ。回復の道を行くアディクトであれば、メッセージ先を後にするとき、深い感謝の気持ちを感じずにはいられないはずだ。
ときには自分でも気づかずに12番目のステップを実践していることがある。仕事の同僚や知り合いが、私たちのかつての経歴を知っており、さらに現在どのように変わったかも見ていれば、彼らの友人や家族が私たちの助けを必要としたときには、どこへ助けを求めたらよいのか、ちゃんと分かっているからだ。ＮＡが提供している最高のひきつける魅力とは、私たち自身の存在でもある。
多くのアディクトにとって、12番目のステップは回復のよりどころだ。「自分が手にすることができた回復は、それを次の人に与えていかないと、保ち続けることができない」ことを、私たちは心から信じている。12番目のステップの逆説もはっきりしている。与えることで、私たちは受け取ることができるのだ。
今日だけ：私は、12番目のステップの生きた見本なのだということを忘れないでいよう。アディクトにメッセージを運ぼうとするとき、「失敗」などないのだ。
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