今日だけ 日々の瞑想 7月26日 無条件の降伏
ベーシックテキスト P.35
多くの仲間が、自分のなかのスピリチュアルな空洞を埋めるために思いつくかぎりのことを試し、あらんかぎりの力を振り絞ってみた。だがその空洞は、薬物でも、自己管理能力でも、セックスでも、金や財産でも、権力や名声でも埋まらなかった。要するに何をもってしても埋まらなかった。私たちは無力なのだ。生きることがどうにもならなくなっていた――少なくとも自分ひとりの力ではどうすることもできなかった。その事実をどんなに否定しても、変えることはできなかった。
だから私たちは降伏し、自分の意志といのちをハイヤーパワーの配慮にゆだねた。だが降伏したとはいえ、私たちを無傷な状態に戻してくれるという、自分より偉大な力の存在を確信できないことがある。また、自分で理解している神が、私たちのどうにもならなくなった生き方まで配慮してくれるとは信じられないこともある。だが、たとえ確信が揺らいだとしても、紛れもない事実が揺らぐわけではない。つまり、私たちが無力であること、そして生きることがどうにもならなくなっていることだ。私たちは降伏しなければならない。降伏して初めて、自分の心を開くことができるのだ。古い考えや古い残骸を取り除き、片付いたところにハイヤーパワーが入ってこられるよう、自分の心を常に大きく開いている必要があるのだ。
今日だけ:私は無条件に降伏しよう。それを簡単にするのも、難しくするのも自分次第だ。いずれにしても、私は降伏するつもりだ。
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