今日だけ 日々の瞑想 8月1日 罪からの解放
ベーシックテキスト P.10
回復のなかで何度もつまずくことの多い障害物の一つが罪だ。罪のなかでも顕著なものが自己嫌悪で、自分を許そうとしているのに、許されたという感じがつかめないときに生まれてくる。
では、その感じがつかめないとき、どうやって自分を許したらよいのだろうか。まず、罪と失敗は、壊すことのできない鎖でつながれているわけではないことを思い起こす。スポンサーや仲間のアディクトと正直に分かち合ってみると、そのことが実によく分かる。分かち合ってみると、何かが起こったときに自分がやったことについて、もっと分別のある見方ができるようになる。また、私たちの期待が高すぎたことに気づくこともある。だから、問題のなかでくよくよ悩むよりも、解決策に向き合おうとするやる気を奮い起こしてみる。
ときにはその途中で、本来の自分が見えてくることもある。つまり自分は、自分で思い描いていたような何から何まで完璧な人間でもなければ、何から何まで不完全な人間でもないことだ。私たちは自分の妄想のままに生きる必要もなければ、妄想どおりの悪い結果にする必要もない。必要なのは、現実のなかに生きることだけだ。
今日だけ:私は自分の資産に感謝し、負債は受け入れていこう。やる気と謙虚さのなかで、私は回復しながら成長する自由を得、罪からの解放を達成できるのだ。
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