今日だけ 日々の瞑想 8月10日 いつもの祈りと黙想
ベーシックテキスト P.72
いつも必ず行う祈りと黙想は両方とも、新たな生き方のパターンのなかの大事な基本原理となっている。私たちのアディクションは、意志の力で切り崩せるような単なる悪い習慣をはるかに超えたものになっていた。アディクションは、私たちの前向きなエネルギーをすべて吸い尽くし、何もかもを消耗させる否定的な依存になっていた。その依存はあらゆることに及んでいたため、ハイヤーパワーに頼ろうとする力など、どうしても生まれてこなかった。
回復の第一歩を踏み出したときから、ハイヤーパワーの力で私たちに解放がもたらされた。まず、薬物を使えば命さえ危うくなることを知りながら、使い続けずにいられなかった強迫観念が取り除かれた。次に、私たちの病気によって植えつけられた根深い問題からも解放された。ハイヤーパワーが勇気と強さと方向性を示してくれたため、私たちは棚卸を行い、かつての自分の状態を、おそらく生まれて初めてもう一人のだれかに話してそれを認め、私たちの問題の裏に潜んだ慢性的な性格上の欠点から解放されることを求め、そして自分の過ちに対する埋め合わせを行うことができた。
生まれて初めてハイヤーパワーと触れ合い、それによって解放されたときを出発点に、いまはあらゆる自由に満たされた生き方へとたどり着くことができた。いつも必ず行う祈りと黙想を通してハイヤーパワーとの意識的触れ合いを保ち、深めていくことで、その解放感を維持しているのだ。
今日だけ:私は、新たな生き方のパターンのなかに、祈りと黙想を必ず行うことを取り入れてみようと固く心に決めよう。
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