今日だけ 日々の瞑想 8月13日 扱いにくい人たち
ベーシックテキスト P.164
並外れて扱いにくいという人が、おおかたの人の身近に一人や二人はいるものだ。回復の道を歩む私たちは、そのような人たちにどう対処すればよいのだろうか。
まず、自分自身の棚卸をしてみる。その人物を以前に不当に扱ったことがなかったか。自分の態度や行動がきっかけで、その人は私たちにそんな接し方をするようになったのではないか。もしそうだとしたら、誤解を解き、自分が誤っていたことを認める。また、自分のなかに、人に役立ったり前向きになったりすることができないという欠点があるのなら、それを取り除いてくださいとハイヤーパワーに求めてみよう。
次に、スピリチュアリティを中心においた生き方を求める私たちとしては、その人の目線に立って問題に取り組んでみる。その人は、私たちが考えてみたこともなければ予想もしていなかった苦境に立たされており、そのために、不愉快になっているのかもしれないのだ。「許されるよりも許すことを、理解されるよりも理解することを」を言葉どおりに回復のなかで求めてみる。
最後は、もしそれが自分の力の及ぶ範囲にあるのだとしたら、その相手の尊厳を傷つけない方法を探って、苦境を乗り越える手助けをする。そのときには、その人の幸せとスピリチュアルな成長を願い、私たちの回復にも非常に大きな意味をもった無条件な愛情を示すことができるよう、祈る。
私たちの日常生活のなかで扱いにくい人たちを変えることはできないし、だれをも喜ばせることはできない。だが私たちがＮＡで学んだスピリチュアルな原理を活用すれば、彼らを愛する方法が学べるのだ。
今日だけ：だれかに、自分に何かをしてくれと要求するのではなく、その人に役立つことができる力をハイヤーパワーに求めてみよう。
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