今日だけ 日々の瞑想 8月17日 真実を告げる
ベーシックテキスト P.132
真実は生きることにつながり、恐れや孤独や不正直さは生きることから私たちを遠ざける。使っていたころ、アディクトである私たちは、だれに対しても、自分の本当のことをできるだけ隠していた。恐れのために、周りの人に自分のことを打ち明けようともしなかった。もし自分が傷ついているのが分かったら、ほかの人たちがどういう態度に出るのか予測がつかないために、自分を閉ざすことで自分を守っていたのだ。だがその結果、世の中との結び付きからも自分を遠ざけた。まるでほかにはだれもいない惑星の異星人のように、常に一人ぼっちで、刻一刻と孤独を深めていた。
12のステップと、回復の道を行くアディクトたちの集まりのおかげで、自分のことを正直に話しても安心できる場所が私たちに与えられた。自分はアディクションに対して無力であることに苛立だちと屈辱を感じているのだと正直に認めることができたのは、同じような状態を経験したことのあるたくさんの仲間たちと出会えたからだ。その仲間たちのなかにいれば、私たちも安全だった。
さらにステップの取り組みを進めていくうちに、自分の真実をどんどん明かせるようになった。またそれと同時に、自分が暮らすこの世の中とも真のつながりが生まれてきたように思う。
毎日の暮らしのなかで出会う人、場所、ものごとと自分とのつながりの現実を隠す必要はなくなった。そのつながりをあるがままに受け止め、自分の役割をしっかりと果たしていく。毎日、「私は自分の真実を話しているだろうか？」と自分に問いかける。そのたびに、私たちのアディクションの特徴だった疎外感が遠ざかり、回復によってもたらされる解放感が近づいてくるのだ。
今日だけ：私にとって、私と現実をつなぐものは真実だ。今日、私は立ち止まってこう自分に問いかけてみよう。「私は真実を伝えているだろうか？」と。
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