今日だけ 日々の瞑想 8月19日 第一のことを第一に
ベーシックテキスト P.88~89
回復とはシンプルなのだと言われている。ともかく、今までとは何もかも違うことをすればよいからだ。とはいえ、それではあまりにも無理な注文のように聞こえるだろう。特に、ナルコティクスアノニマスに初めてつながったときにそう言われたのならなおさらだ。だが、申し分のない状態にありながらミーティングにつながった仲間はそう多くはいないはずだ。それどころか、最悪の危機的な状態のまっただ中でNAにやってきた仲間が大多数だろう。だから回復する必要があった。しかもいますぐに。
自分の生き方のあらゆるものを変えるなどということは、気が遠くなるし、身もすくむことだろう。それに自分でも、全部をいっぺんに変えられないのは分かっている。ではどこから始めたらよいだろうか。だが、実は私たちはすでに始めているのだ。薬物を使うのをやめ、ミーティングに通い始めたことで、第一にすべき最も明らかなことに取り掛かっているからだ。
では次に何をすべきだろう。やはりほとんど同じことだ。ただ、さらに深めてみる。いまの自分がやっているところから始めて、自分にできることを確実に進めていく。つまり、足を使い、一歩一歩、前へと進みながら、目の前の回復の道を歩んでいく。それができるようになって初めて、次にやってくることに関心を移す。ゆっくりと、だが確実に、回復の道を前進していることに自分でも気づくだろう。そして自分がそうなりたいと思い描いていたような人間に、日々、目に見えて近づいているのだ。
今日だけ:私は、目の前にある回復の道を一歩一歩、歩んでいこう。
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