今日だけ 日々の瞑想 8月28日 光を当てる
ベーシックテキスト P.50
第5ステップは、私たちの本来の姿を、神と自分自身ともう一人のだれかに分かち合うよう求めている。だが第5ステップは、自分の秘密の何から何までを、どんな人にでも伝えるようにとは言っていない。昔の恥ずべき考えやゾッとするような考えを、この世の中の人全員に打ち明けるようにとも言っていない。第5ステップはただ単に、秘密というものは自分で抱え込んでいると、害こそあれよいことなど何もないのだと示しているだけだ。
私たちの本来の姿はだれにも明かすつもりはない、という気持ちに屈していると、自分の生き方の秘密の部分がどんどん力を持ち始める。やがて支配力まで持つようになると、自分自身と、ハイヤーパワーと、回復のなかで価値を置いていたものとの間に亀裂が生じる。
自分の秘密を、少なくとも一人の人間――おそらくスポンサーか、親しい仲間――と分かち合ってみても、その人は私たちを拒絶することはない。自分のことをだれかに明らかにした努力は、彼らに受け入れられるという形で報われる。そうなったとき、正直な分かち合いは命が脅かされるどころか、秘密の威力が私たちのなかから消えていることに気づくのだ。
今日だけ:私はこれまでの人生のなかで抱えてきた秘密を、一人の人間と分かち合うことで、手放していきたい。
記事一覧
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「ハイヤーパワーは私たちをいつも守ってくれるのだ」 ベーシックテキスト P.92 このプログラムは、私たちがシンプルな原理を生かすなら、自分の生き方に深い変化が及ぶという考え方に基づいたものだ。
2024年11月29日
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2024年11月28日
「回復を進めていると、神の助けを求めようと決心することが、強さや勇気を生み出す大きな原動力になってくれることがよくある」 ベーシックテキスト P.42 第3ステップで私たちは、日々の暮らしのなか
2024年11月27日
「一日のなかでは実にいろいろなことが起こる。建設的なできごともあれば、否定的なできごともある。どちらについてもしっかりと認識していかないと、成長のチャンスを失うことになるかもしれない」 IP No.
2024年11月26日
「黙想を通して気持ちを落ち着かせると、心の奥から安らぎが感じられるようになる。すると内なる神と触れ合いができるようになる」 ベーシックテキスト P.74 回復が進むと、何が私たちをナルコティクス
2024年11月25日
「クリーンでいたってよいことなんか何もないという考えが入り込み、古い考えが自己憐憫や恨みや怒りをかきたてる」 ベーシックテキスト P.162 ときには自己憐憫にどっぷりとひたることがある。ひたる
2024年11月24日
「『手から放して、神にゆだねる』ことにより得られる安心感があれば、生きがいのある人生を築くことができるようになる」 ベーシックテキスト P.41 アディクションのなかにいた私たちは、自分の周りの
2024年11月23日
「社会のなかできちんと役割が果たせるようになると、いろいろなものを生み出せる自由を得、それによって優先順位がつけられるようになり、基本的なことが固まってくる」 ベーシックテキスト P.138 ク
2024年11月22日
「〔性格上の欠点が〕健康や幸福のためになるのなら、こんな絶望のふちにまで追い詰められることはないのだろう」 ベーシックテキスト P.56 第6ステップと第7ステップに取りかかるのは決して簡単なこ
2024年11月21日
「満足感に目を向けたためしはなく、空しさやくだらなさばかりにこだわっていた」 ベーシックテキスト P.143 アディクションの真っ最中、私たちは自分ではないだれかにかわりたいと何度思ったことだろ
2024年11月20日
「……アディクトたちは、最初から十分な共感を得ることができ、それによって、自分もクリーンになれるのだと十分確信できるようになったと私たちは思っている。しかも、すでに何年も回復の道を歩んでいる仲間たちが
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「第10ステップは日常生活で起こる問題を解決し、何度も繰り返さないよう未然に防ぐためのものだ」 ベーシックテキスト P.67 自分の感じ方や考え方といった独自性は、それまで経験してきたことによっ
2024年11月18日
「どんな気持ちに襲われようが、使う必要は絶対にない。感情はみな、やがて過ぎ去るのだ」 ベーシックテキスト P.132 こんなにつらい経験は初めてだ。一晩中眠れなかった夜がやっと明け、ベッドから出
2024年11月17日
「あのアディクションの孤独と孤立のふちからゆっくりと慎重に自分を救出し、人生の本流へ入れるように自分の背中を押している」 ベーシックテキスト P.58 使っていたときには、どんな犠牲を払ってでも
2024年11月16日