今日だけ 日々の瞑想 9月3日 アノニミティによって示された謙遜
ベーシックテキスト P.121
「無名であることは、私たちの伝統全体のスピリチュアルな基礎である」とはいったいどういう意味なのだろうか。意味を理解できないという仲間が数多くいるだろう。私たちも頭を悩ませた。無名であることが、私たちのスピリチュアルな生き方とどういうつながりがあるというのか。
答えは山ほどある。無名であることを守り、大事にしていくことで、頭での理解を超えたスピリチュアルな報酬が得られる。だれにも知られずに、だれかのために、何かすばらしいことを行うことのなかに、大きな美徳がある。同様に、自分がNAのメンバーであることを世の中に誇らかに知らせたいという気持ち――本当は、自分がどれほど変わってよくなったかを認めてほしいだけなのだが――を抑えることのほうが、回復の価値がはるかに高まるのだ。
回復とは私たちが自分より偉大な力から与えられた贈り物である。まるで自分の力で回復できたかのように自慢していると、やがて高慢になり、誇大妄想へ導かれる。だがあくまでも無名であることを守り続けていれば、謙遜と感謝の気持ちへと導かれる。回復そのものが、私たちに与えられた報酬なのだ。人からたとえどれほど賞賛されたとしても、私たちがすでに手にしたものに比べたら、何の価値もないものだ。
今日だけ:回復そのものが報酬なのだ。世の中から認められる必要はない。自分の無名性を守り、大事にしていこう。
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