今日だけ 日々の瞑想 9月17日 第５ステップから先に進む
ベーシックテキスト P.51
第４ステップを書くことにそれほど積極的ではない仲間もいれば、取りつかれたように夢中になる仲間もいる。スポンサーが愕然とするのは、私たちが自分の棚卸を何度も何度も繰り返して行うときだ。私たちは、自分がなぜいまのような状態になったのか、その理由を探っている。過去のことに思いを馳せ、それについて書き上げ、それを話せば、解決すると思うからだ。スポンサーから、性格上の欠点を取り除けるよう神にゆだねる準備をするようにと言われても、傷つけた人たちに埋め合わせをするようにと言われても、私たちは耳を貸さない。自分の欠点を書き上げることに集中し、いつまでもそれだけを続け、新たに得た洞察を嬉々として分かち合う。ついにうんざりしたスポンサーは、自分を守るために私たちから手を引くことになる。
これは極端な例だと思うかもしれないが、自分もそうだった、と気づく仲間は多いはずだ。自分のどこが悪かったかを考え、書き上げ、それについて話をすることで、自分の力で答えを出せると思っていたからだ。だが、遅かれ早かれ、自分の問題にはまり込み、動きが取れなくなり、解決策を見失う。そのとき初めて、これまでと違う生き方がしたいのなら、このプログラムの第５ステップから先へと進まなければならないことに気づくのだ。自分の性格上の欠点についてはすでに十分理解できていた。そこでそれらの欠点を取り除いてくださいとハイヤーパワーに求めた。自分の欠点のままに行動したためにほかの人に及ぼした破壊のあとについても、埋め合わせを行った。そうしてみて初めて、何かに目覚めたような解放感を経験できた。いまの私たちはもはや犠牲者ではない。回復のなかで前進する自由を得たからだ。
今日だけ：第４ステップと第５ステップは必要なものではあるが、それだけでは感情面やスピリチュアルな面の回復はもたらされない。私は、感情面やスピリチュアルな面での回復に取り組み、それに必要な行動を取っていこう。
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