今日だけ 日々の瞑想 9月21日 祈り
ベーシックテキスト P.73
多くの私たちは、祈った経験などないままに回復につながった。だから祈るときの「ふさわしい言葉」が分からず、心配だった。確かに子どものころに覚えた祈りがあったような気がするが、そんな祈りの言葉をいまも信じているかどうかは、はなはだ疑問だった。一人ひとりの背景はともあれ、私たちはみな、回復のなかで自分の心の奥から生まれる真実の祈りの言葉を探そうと必死だった。
実際にやってみた最初の祈りというのは、ハイヤーパワーに対して「今日だけ、クリーンで過ごせますように」というものだったかもしれない。導きや勇気を求める祈り方もあれば、自分に向けられた神の意志を知り、それだけを行っていく力を願うというシンプルな祈り方もあるだろう。もし祈りの言葉が出てこないで何度もつまずいたとしたら、仲間にどうやって学んだのかを分かち合ってもらう。困っているから祈るにせよ、うれしいから祈るにせよ、大切なことは努力を怠らないことだ。
祈りも、12のステップに取り組んだ経験やハイヤーパワーについての自分の理解が深まれば、だんだん形になってくる。ハイヤーパワーとの関係が深まるにつれ、祈ることに違和感がなくなるものだ。やがて祈りは力や安らぎのもとになる。私たちは何度でも、やる気をもって、その「もと」を求めるのだ。
今日だけ:祈りはシンプルでよいことを知っている。いまいるところから始め、そして練習していこう。
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