今日だけ 日々の瞑想 9月25日 第4ステップ 自分の感情に対する恐れ
ベーシックテキスト P.47
第4ステップのことでよく聞く不満は、棚卸をすると自分の性格上の欠点が見えてくるから耐えがたくなる、というものだ。確かに、回復のプログラムの途中で自信を失い、投げ出したくなることがある。そんなときには、その気持ちを明け渡し、受け入れることで、ステップに取り組むために必要な力が生まれるはずだ。
激しい苦痛が生まれたのは、自分の欠点に気づいたからではない――欠点そのもののために苦しいのだ。私たちが使っていたころ、感じたものといえば薬だけだった。だから自分の欠点が原因となって生まれた苦しみを無視できた。
薬物を使っていないいまは、苦しくてしかたない。なぜ苦悩があるのかを認めようとしなくても、その苦しさは消えてくれない。否認は、苦しみをのさばらせ、さらにひどくする。だから12のステップを使って、欠点そのものに直接向き合い、欠点のために生じた不幸にも目を向けていくのだ。
自分の欠点による痛みのために苦しんでいるのなら、目覚めることができた昔のアディクションの悪夢を思い起こしてみるとよい。私たちはあの悪夢から目覚めることができた。また、第2ステップで自分は解放されるのだと希望を持ったことも思い出してみる。さらに、何度も第3ステップに取り組んだときのように、意志といのちを、自分で理解している神の配慮にゆだねてみてもよい。ハイヤーパワーは私たちのことを配慮し、あと残りのすべてのステップに取り組むための力を必ず与えてくれる。自分の感情を恐れる必要はない。今日だけ、回復を続けていくことができるからだ。
今日だけ:私は自分の感情を恐れない。ハイヤーパワーの助けを得て、回復を続けていこう。
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