今日だけ 日々の瞑想 9月28日 希望
ベーシックテキスト P.151
アディクトである私たちは、使っていたころには執拗なほど絶望に付きまとわれていた。目を覚ましているかぎり、どんなときでも絶望感にさいなまれていた。少しでも毎日をよいものにしようと、どんな方策を考えても、もっと崩れ落ち、苦しさの深みにはまるばかりだった。自分の人生を何とかしようと考えられることをやってみても、失敗のほうが多かった。ある意味で、第1ステップで無力を認めるということは、絶望感を認めることなのだ。
第2ステップと第3ステップで、私たちはゆっくりと絶望感を脱し、新たな希望と、回復しているアディクトの仲間のなかへと導かれた。昔は、変えてみようと実にさまざまなことをやってみたが、すべて失敗に終わったことを受け入れたら、自分より偉大な力の存在が信じられるようになった。そしてこの力こそが私たちを助けてくれるし、これからも助けてくれるのだと信じることができた。もっとよい生き方ができるという希望を確かなものにするため、この力に導きを求めながら、第2ステップと第3ステップを実践した。自分の日々の暮らしを何とかやり遂げることができるよう、ハイヤーパワーを頼る気持ちをさらに深めるうちに、長いこと自分中心にやってきたがために生じた絶望が自然と消えていた。
今日だけ:私は第3ステップの決心を再確認しよう。ハイヤーパワーを自分の生き方の一部にすれば、希望が与えられることを知っている。
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