今日だけ 日々の瞑想 3月5日 寝覚めの悪さから、スピリチュアルな目覚めへ
ベーシックテキスト P.131
「寝覚めが悪いと思ったところからスピリチュアルな目覚めに導かれる」という言葉をミーティングで耳にすることがある。では回復のなかで経験する寝覚めの悪さとは何だろう。それは例えば、うまく取り繕っていた自分の失敗が、突然みんなに知られてしまったことが原因かもしれない。あるいは、スポンサーから、これからも回復してクリーンを続けたいなら、みんなもやっているように、あなたもステップをちゃんとやれと言われたことが心に引っかかっているのかもしれない。
私たちは、自分を守る仮面や壁を人に引きはがされたくはない。だれだって、丸裸のままみんなの目にさらされたくはないはずだ。だがその経験は、謙遜という強力な処方薬を与えてくれる。うまく隠していたことが明るみに出されたときはショックだし、激しい怒りを感じるが、スポンサーに指摘されたことは確かに正しい。だから、寝覚めの悪さにつながったのだ。
そんな不快な目覚めがきっかけで、スピリチュアルな成長を阻むものが明らかになることが多い。その障壁が何かが分かったら、私たちの生き方のなかでそれを取り除くためのステップに取り組む。すると、癒しと心の平安に満たされてくる。それは、新たなスピリチュアルな目覚めへの前奏曲なのだ。
今日だけ:ひどく寝覚めが悪くても、それはスピリチュアルな目覚めへと近づくチャンスなのだと考えてみよう。
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