今日だけ 日々の瞑想 3月6日 回復を遠のかせる理由づけ
Basic Text第二部個人の物語 P.176
私たちはみな理由づけをする。自分でもそれが理由づけだと分かっているし、認めていながら、それでも自分で理由づけた理屈のもとに行動することがある。
回復がつらくなるのは、理屈にならない理由をつけて、自分にはこの簡単なプログラムの原理は合わないのだと結論づけるときだ。
そんなときにはスポンサーやNAの仲間たちの助けを借り、自分の行動をどう理由づけているかに目を向けてみよう。その理由とは、このプログラムの原理はどうしても自分に合わない部分があるというものか。それとも自分は、ナルコティクスアノニマスの仲間のだれよりも、たとえ何十年クリーンを続けている仲間よりも、何でも知っているからというものか。だとしたら、そこまで自分が特別だと考える根拠は何だろう。
いまは何とかうまく理屈をつけながら、回復を切り抜けているのだろうが、いつかは真実に真正面から向き合い、その真実に沿った行動を取らなければならない。12のステップという原理は、回復のなかにいる私たちを新たな生き方へと導いてくれる。その生き方のなかには、理由づけが入り込む余地などなのだ。
今日だけ:私は自分を欺きながらステップを行うことはできない。自分が理由づけをしていることを点検し、スポンサーにそれを打ち明け、取り除いてみよう。
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2024年11月26日
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「〔性格上の欠点が〕健康や幸福のためになるのなら、こんな絶望のふちにまで追い詰められることはないのだろう」 ベーシックテキスト P.56 第6ステップと第7ステップに取りかかるのは決して簡単なこ
2024年11月21日
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