今日だけ 日々の瞑想 3月11日 道を照らす
ベーシックテキスト P.61
恨みを抱いているとどうなるのだろうか。具体的な例を挙げると理解しやすいかもしれない。私たちはふつう、恨みがどれほど人の心を打ち砕くものかに気づいていないから簡単に考える。「何だっていうんだ! こんなとき腹が立つのは当たり前だろうが」とか、「多少恨みを抱えているけれど、別に悪いことだとは思っていないわ」と。
恨みを抱いているための影響にはっきりと目を向けるために、こんな想像をしてみよう。一つひとつの恨みを岩にたとえるのだ。あいつには頭にくるというようなささいなわだかまりは、小石にたとえよう。グループメンバー全員に反感を持っているのなら、巨大な岩だろう。数々の恨みをこうして岩にたとえてみると、そんなにたくさんの岩を抱え続けたら、その重さにやり切れなくなることが分かるはずだ。ましてそれが耐え切れないほどの重さであれば、すぐにでも恨みの問題に真剣に取り組み、その重荷を早く降ろそうとするだろう。
恨みという重荷を抱えていると、私たちのスピリチュアルな成長が妨げられる。心から解放されたいと思うのなら、余計な重荷はできるだけ降ろすようにする。重荷を降ろして身軽になれば、あいつだって人間なのだからと仲間の過ちを許す力がついてくるし、自分の過ちも許せるようになる。善意の考え、思いやりのある言葉、ほかの人たちへのサービスで、私たちは自分の精神力を高めていきたい。
今日だけ:私は自分の心のなかから恨みという重荷を取り除いてみよう。
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