今日だけ 日々の瞑想 3月30日 神を中心に
ベーシックテキスト P.151
希望が持てるというのは、すばらしいことだ。ナルコティクスアノニマスにつながる以前は、私たちの多くが絶望の淵に生きていた。この病気のために、いずれは命を落とす定めなのだと思っていた。
だがこのプログラムにつながったとたんに「ピンクの雲」に乗ったという仲間がたくさんいる。使うのをやめたら、仲間がたくさんできた。将来も明るくなった。何もかもが申し分なく進んでいる。だがやがて現実が影を落とす。気づいてみれば、人生は相変わらずだ。まだ失業中だし、パートナーは家を出たまま戻ってこないし、死んでしまった仲間もいるし、私たちもいっこうによくならない。そう、クリーンでいるからといって、自分の人生が思いどおりになると約束されたわけではないのだ。
人生の現実が影を落としたとき、私たちはハイヤーパワーに向きを変える。そして、生きていれば、いろいろなことが起こるのは当たり前なのだということを思い出す。だから、回復のなかで何が起ころうとも、それで絶望的になる必要はない。いつでも希望があるからだ。その希望は、私たちとハイヤーパワーとの関係のなかにある。
ベーシックテキストにも書かれているように、その関係は時間とともに深まっていく。「だんだんと神を中心にした考えに移る」ことができるのだ。ハイヤーパワーの強さを頼みにしているかぎり、人生の荒波が降りかかろうが、絶望的になる必要はない。神に意識を向けていれば、自己中心的な意識がだんだん遠ざかるのだ。
今日だけ:私はハイヤーパワーを頼みにしよう。そして何が起ころうと、私のハイヤーパワーは生きるために必要な道具を与えてくれることを受け入れよう。
記事一覧
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2024年11月26日
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2024年11月25日
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2024年11月23日
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2024年11月22日
「〔性格上の欠点が〕健康や幸福のためになるのなら、こんな絶望のふちにまで追い詰められることはないのだろう」 ベーシックテキスト P.56 第6ステップと第7ステップに取りかかるのは決して簡単なこ
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「満足感に目を向けたためしはなく、空しさやくだらなさばかりにこだわっていた」 ベーシックテキスト P.143 アディクションの真っ最中、私たちは自分ではないだれかにかわりたいと何度思ったことだろ
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「……アディクトたちは、最初から十分な共感を得ることができ、それによって、自分もクリーンになれるのだと十分確信できるようになったと私たちは思っている。しかも、すでに何年も回復の道を歩んでいる仲間たちが
2024年11月19日
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「どんな気持ちに襲われようが、使う必要は絶対にない。感情はみな、やがて過ぎ去るのだ」 ベーシックテキスト P.132 こんなにつらい経験は初めてだ。一晩中眠れなかった夜がやっと明け、ベッドから出
2024年11月17日
「あのアディクションの孤独と孤立のふちからゆっくりと慎重に自分を救出し、人生の本流へ入れるように自分の背中を押している」 ベーシックテキスト P.58 使っていたときには、どんな犠牲を払ってでも
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