今日だけ 日々の瞑想 10月3日 自我を手放す
ベーシックテキスト P.167
アディクションと自我は切り離せない。私たちが第1ステップで認めたどうしようもなさは、自我の結果であり、そして慢性的な薬物乱用の結果でもあった。現在でも自我のままに生きるなら、使っていたときと同じように、生きることがどうにもならなくなる。自分の考え、自分の望み、自分の要求が私たちの生き方のなかで優位を占めるようになると、周囲のあらゆる人と、そして周囲のあらゆることと、常に衝突を起こすようになる。
自我とは、自分のエゴに頼るということだ。この自我と、自我のために生じる衝突から解放されるために私たちにできることは、エゴを頼みとすることをやめ、愛なる神によって示される導きと力に頼ることだ。
私たちはスピリチュアルな原理に導きを求めるよう教えられた。その原理のほうが、私たちの自分本位の考えよりもはるかに大きな洞察力があるからだ。
導きを求めていると、いつの間にか、周囲のあらゆることと自分がしっくりとかみ合うようになる。私たちはもう、この世の中の流れから自分を締め出す必要はない。その一部になっているからだ。そして回復によってもたらされた充足感にも満たされている。
今日だけ:私は、エゴと自我によって生じた衝突から解放されるよう求めてみよう。そして自分で理解している神との意識的触れ合いを深め、この世の中と調和を持って生きるために必要な導きと力を求めよう。
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