今日だけ 日々の瞑想 10月22日 だれが話しているのだろう
ベーシックテキスト P.133
「病気が私に話しかけてくる」とか、「頭のスイッチが切れないんだ」と言う声を聞く。あるいは、「頭のなかでたくさんの人が話をしているから気が狂いそう」だとか、「背中に何かが張り付いているようだ」と言っている仲間もいる。ではそのことに向き合ってみよう。私たちは不治の病にかかっているため、回復の道に踏み出したとはいえ、いまも相変らず苦しい思いをすることがある。この病気のために、自分のなかで起こっていることに対してゆがんだ考え方が身についてしまったのだ。ゆがんだ考えは、自分に目を向けるな、見てしまったらぞっとするぞ、と語りかけてくる。自分のことや自分の行動に責任など持たなくてよい、ともささやきかけてくる。あるいは、この世の中がおかしいのはすべておまえのせいなのだ、と言っていることもある。この病気は巧みな言葉を使って、私たちにゆがんだ考えを植え付けようとするのだ。
NAのプログラムに取り組んで聞こえてくるのは、アディクションに立ち向かうための声であり、私たちが信じることのできる声だ。現実を確認するためにスポンサーに聞いてみることができるし、クリーンになろうとしているアディクトの声を聞くこともできる。最終的な解決策は、ステップに取り組み、ハイヤーパワーの強さに頼ることだ。「病気が話しかけてくる」状態を乗り越える方法はそれしかない。
今日だけ:私は自分のアディクションが何かを話しかけてきても無視するつもりだ。私が耳を傾けるのは、自分のプログラムと自分より偉大な力の声だけだ。
記事一覧
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2024年11月29日
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2024年11月28日
「回復を進めていると、神の助けを求めようと決心することが、強さや勇気を生み出す大きな原動力になってくれることがよくある」 ベーシックテキスト P.42 第3ステップで私たちは、日々の暮らしのなか
2024年11月27日
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2024年11月26日
「黙想を通して気持ちを落ち着かせると、心の奥から安らぎが感じられるようになる。すると内なる神と触れ合いができるようになる」 ベーシックテキスト P.74 回復が進むと、何が私たちをナルコティクス
2024年11月25日
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2024年11月23日
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2024年11月22日
「〔性格上の欠点が〕健康や幸福のためになるのなら、こんな絶望のふちにまで追い詰められることはないのだろう」 ベーシックテキスト P.56 第6ステップと第7ステップに取りかかるのは決して簡単なこ
2024年11月21日
「満足感に目を向けたためしはなく、空しさやくだらなさばかりにこだわっていた」 ベーシックテキスト P.143 アディクションの真っ最中、私たちは自分ではないだれかにかわりたいと何度思ったことだろ
2024年11月20日
「……アディクトたちは、最初から十分な共感を得ることができ、それによって、自分もクリーンになれるのだと十分確信できるようになったと私たちは思っている。しかも、すでに何年も回復の道を歩んでいる仲間たちが
2024年11月19日
「第10ステップは日常生活で起こる問題を解決し、何度も繰り返さないよう未然に防ぐためのものだ」 ベーシックテキスト P.67 自分の感じ方や考え方といった独自性は、それまで経験してきたことによっ
2024年11月18日
「どんな気持ちに襲われようが、使う必要は絶対にない。感情はみな、やがて過ぎ去るのだ」 ベーシックテキスト P.132 こんなにつらい経験は初めてだ。一晩中眠れなかった夜がやっと明け、ベッドから出
2024年11月17日
「あのアディクションの孤独と孤立のふちからゆっくりと慎重に自分を救出し、人生の本流へ入れるように自分の背中を押している」 ベーシックテキスト P.58 使っていたときには、どんな犠牲を払ってでも
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