今日だけ 日々の瞑想 10月11日 めがねと姿勢
ベーシックテキスト P.86～87
アディクションのまっただ中にいたときの私たちは、おそらくこの世の中を最悪なところだと見ていたのだろう。だから目の前のことに耐えるため、私たちは使っていた。だがいまは、世の中の状況そのものがそれほど問題ではなかったことを理解している。この世の中にほっとできる場所を見いだせなかった原因は、私たちの考え方や姿勢にあったのだ。
私たちの姿勢や考え方は、自分の生き方をよく見るためのめがねの役割を果たしてくれる。もし「めがね」が曇って汚れていれば、自分の人生もくすんで見える。自分の姿勢をしっかりと見据えていなければ、世の中全体がゆがんで見える。この世の中をはっきりと見るためには、自分の考えも態度も明確にし、かたくなに心を閉じることをせず、恨みや否認や自己憐憫から解放されなければならない。そして、自分の生き方の見通しをきちんと立てていることを確認するためには、現実に沿った考え方が必要である。
アディクションのなかでは、自分では最高だと思っていたことのために、この世の中も、そのなかで自分が果たす役割も、見えなくなった。回復は私たちの姿勢というめがねの度数を調整する処方せんを出してくれた。否認をはぎ取れば、それにかわって自分への正直さや謙遜や責任が生まれ、ステップが、これまでとはまったく違う世の中を見せてくれる。さらにステップが、スピリチュアルなレンズの曇りを取り除いてくれ、自分の考え方、姿勢、行動をきちんと点検できるよう後押ししてくれる。
今日、信じる心と、回復という曇りのないレンズを通してみれば、この世の中はなかなか温かいもので、ぜひここで暮らしたいという気持ちになれるだろう。
今日だけ：私は、プログラムという、曇りのないスピリチュアルなレンズを通してこの世の中の自分の生き方を見つめてみよう。
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