今日だけ 日々の瞑想 10月12日 正しくあること
ベーシックテキスト P.92
「正しく」あらねばならないと思ったとたん、NAの仲間たちの温もりや友情から孤立する。すると不安なものだから、自分がまるで権威者になったかのように振る舞っている。自己否定感にさいなまれているため、なんとか自分を持ち上げようと、他人をこきおろす。だがそんな策略をとってみても、周りの人たちはますます自分から遠ざかるし、最悪の場合は、攻撃を受けることになる。自分がどれほど「正しい」かをやっきになって人に印象づけようとすればするほど、事態はいっそう悪くなるばかりだ。
自分を守るために「正しく」あらねばならないと思う必要はない。自分を愛してほしいから、あるいは尊敬を受けたいからといって、自分は何でも知っているかのように振る舞わなくてよいのだ。正しいことはその逆だ。何でも答えられる仲間などどこにもいない。お互いのなかのいろいろな理解のギャップを埋めるため、私たちは仲間同士で助け合っている。そして自分が無力だからこそ、自分より偉大な力に頼っているのだ。自分が知っていることを示し、知らないことを認め、仲間たちから学ぼうとすれば、ほかの人たちとともに楽に生きていける。自分の力に頼らず、回復のなかで理解し始めた神を信頼するなら、ありのままの自分でも安心して生きていける。
私たちはいつも「正しく」ある必要はない。ただ回復を続ければよいのだ。
今日だけ:神さま、私は無力であり、生きることがどうにもならなくなったことを認めます。あなたを頼りに方向や強さを求め、ほかの人たちと対等に生きていけますよう、力を与えてください。
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