今日だけ 日々の瞑想 11月7日 神の意志を感じる
Basic Text第二部個人の物語 P.198
クリーンの期間が長くなると、自分に向けられたハイヤーパワーの意志を自分が本当に「理解している」のかどうか、だんだん自信がなくなるものだ。だが「理解すること」はそれほど重要でない。ハイヤーパワーの意志を知ることは「理解する」ことではなく、「感じる」ことへと変わるからだ。私たちはいまも第11ステップを忠実に実践している。だが、ハイヤーパワーからの「サイン」を探すことよりも、自分を居心地よくさせてくれるものは何かという感覚を信じ、自分の直観に頼ることができるようになってきた。
数年のクリーンのときに私たちがやったことといえば、いつになったら自分に向けられた神の意志に背いてよいかを知ることだったような気がする。だが実際に神の意志に背いて行動してみたところ、あの古い嫌な感じが腹の底からよみがえってきた。あのときの吐き気のするような感じは、もしそのまま軌道修正をせずに進んでいたら、その前方には眠れない夜の繰り返しが待っているという警告だったのだ。そういう嫌な感じには気をつける必要があった。それは、私たちに向けたハイヤーパワーの意志とは反対の行動をしているというメッセージである場合が多いからだ。
第11ステップは、祈りと黙想の本当の目的をはっきりと述べている。それは、自分で理解している神との意識的触れ合いを深め、自分に向けられたハイヤーパワーの意志を明確に知り、それを行っていく力を求めることだ。神の意志は、「サイン」や言葉ではなく、どういう感じがするかで、さらに明確に伝わってくる。そしてその感じは正しいものなのだ。
今日だけ:私は自分に向けられたハイヤーパワーの意志を知り、それを行っていく力を求めて祈ろう。自分の感情に耳を傾け、それが正しいと思ったら行動しよう。
* このページ数は、英語版ベーシックテキスト第5版の「個人の物語」からの引用である。
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