今日だけ 日々の瞑想 11月4日 愛情のやりとり
ベーシックテキスト P.166
愛を与え、愛を受け取ることが、生きることそのものの最も重要な点だ。それが、私たちと周囲の人たちをつなぐ世界共通の基準である。だがアディクションによって、私たちからその絆が奪われて、自分だけの世界に閉じ込められた。
NAのプログラムのなかに見いだした愛により、私たちの目の前に再び世界が開けてきた。私たちを閉じ込めていたアディクションという檻の鍵があいたのだ。仲間のNAメンバーたちの愛を受け取って初めて、愛とは何であり、愛は何をなしうるかが分かるようになるのだろう。仲間たちが愛を分かち合うという話をしているのを耳にすると、それが彼らの生き方に役立つ「薬」なのだということが、何となく感じられた。
愛を与え、受け取ることが、仲間にとってそんなに大切ならば、私たちにも同じように大切かもしれない、とうすうす感じられるようになり、何か大きな発見が目の前に迫っているように思えるのだが、自分の愛を与えないかぎり、愛の意味を十分理解できないようにも思える。そこで与える努力をしてみたら、この世の中と自分との欠けていた絆が見えてきた。
今日、私たちは彼らが話していたことが真実であることに気づく。「自分が持っているものを手渡していかないかぎり、持ち続けることはできない」のだということを。
今日だけ:生きることは私にとって未開拓の地だ。その未開拓地を探検するために必要な乗り物が愛だ。私は、自分が受け取った愛を惜しみなく与えていきたい。
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