今日だけ 日々の瞑想 11月2日 未解決の問題とともに生きる
ベーシックテキスト P.89
私たちが抱えている問題はだいたいがシンプルに解決できるものだ。スポンサーに電話をし、祈り、ステップに取り組み、あるいはミーティングに行くことで解決できるものが多い。だがなかには、苦しみがいつまでも続き、解決のめどが立たないように思える問題もある。
つらい痛みが伴う状態――消えてくれない問題――のなかで生活することがどういうものかは、私たちなら十分理解できる。その状態とは、生死にかかわる不治の病かもしれないし、手に負えない子どもたちを抱えているのかもしれない。あるいは、生活できるだけの収入が得られないとか、友人や家族の介護をしているとかの問題かもしれない。
すぐに解決のつかない問題を抱えて毎日を過ごさなければならないとき、自分の問題を回復中の仲間に聞いてもらうだけでどれほど助けられるだろうか。緊張が解けるような場面を経験するかもしれない。仲間は、同情して気の毒に思ってくれ、一緒に泣いてくれるかもしれない。どのような反応であれ、私たちの苦しみはだれかに聞いてもらえるだけで和らぐのだ。仲間は私たちの問題を解決できないし、つらい気持ちを取り除くことはできないかもしれないが、自分を愛し、心配してくれている人がいるというだけで、どのような問題にも耐えられる気がする。一人ぼっちで苦しみを切り抜ける必要はもうないのだ。
今日だけ：自分では解決できない問題を仲間に話すだけで楽になれる。今日私は気づかってくれるだれかに電話をかけてみよう。
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